インテルは12日、ジョアン・マリオとの契約を双方合意のもとで解除したことを発表した。
ジョアン・マリオはこの日、インテルのオフィスを訪問。クラブと会談して、契約解除の話をまとめた。
ジョアン・マリオは自身のSNSで「ありがとうインテル。これからの幸運を願っている」と記し、別れのあいさつをしている。
数日前から伝えられているとおり、ジョアン・マリオはベンフィカ移籍に近づいている。実際、インテルのオフィスをあとにした同選手は、その日のうちにポルトガルに到着したことが報じられている。
ジョアン・マリオは当初、スポルティングCPへの完全移籍という話が動いていた。しかし、インテルはスポルティングCPが支払う移籍金に満足せず、この取引は消滅。ほかの買い手を探すことになっている。
そこで登場したクラブの一つが、ベンフィカだった。インテルはベンフィカのオファーに満足。ジョアン・マリオもこの話に前向きで、交渉は素早く進んだものとみられている。
しかし、取引の終盤で一つの問題が発覚。インテルは2016年にジョアン・マリオを迎えた際、スポルティングCPとの間に「ポルトガルの別のクラブに売却しない」という条件を盛り込んだ。「これを違反した場合は3000万ユーロのペナルティ」ということも記されていた模様。インテルは抜け道を探していたものの、最終的にこの条項にケチをつけるのは難しいと判断し、移籍金ゼロで放出することになったようだ。
インテル、ジョアン・マリオ放出が難航。スポルティングがブレーキで他クラブと接触?
インテルがジョアン・マリオの放出で苦戦しているようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が19日に伝えた。 スポルティングCPにレンタルで加入していたジョアン・マリオ...