インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、選手としてのキャリア続行を考えているようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が14日、エリクセンの代理人のコメントを伝えた。
「まずは何が起きたのかを把握してから」
EURO2020の初戦で試合中に倒れたエリクセン。一時心停止となり、再びピッチに戻るのは難しいという意見もある。ただ、エリクセン本人は、しっかり原因を究明した上で決断するつもりだ。
代理人のマルティン・ショーツ氏は、「彼と昨日話した。冗談を言っていたし、状態は良かった」と容態を説明。「我々としては、彼に何が起きたのかを把握したい。それは彼の希望でもある。ドクターたちが徹底的に検査をしてくれている。時間はかかるだろう」と明かした。
周囲のサポートに感謝した上で、「クリスティアンは諦めない」と同代理人。「彼も彼の家族もみんなに感謝したがっている。ただ、今は休まなければいけない。休んで理解し、評価をしなければいけないね」と語っている。
センシとベシーノは放出不可に?
14日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、エリクセンに何が起きたのかを改めて記し、専門医たちの見解を伝えた。現時点で原因は明らかになっていないが、いずれにしても、「心臓に関する症状は無数にある。唯一確かなのは、心停止が起きたという事実だけ」であり、「ゼロリスクはあり得ない」という意見で、新シーズンのスタートに間に合うと考えるのは困難だとみている。
エリクセンの容態が安定していることが何よりだが、それでもメルカートの話題は避けられない。
実際、エリクセンがピッチに戻れるか不透明なため、インテルはそのポジションをケアする必要がある。そのため『ガゼッタ』は、インテルがステファノ・センシとマティアス・ベシーノをメルカートから引っ込めたと予想。インテルからの移籍が噂されている2人の状況が変わったものとみている。