インテルの資金繰りは、順調に進んでいるようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが31日に伝えた。
財政難のインテルは、この夏にビッグネームを放出する必要がある。これについては、この数日で報じられているとおり、アクラフ・ハキミが“犠牲”になる模様。パリ・サンジェルマンへの移籍が確実視されている。
さらに、ポルトガルのスポルティングCPにレンタルしていたジョアン・マリオは、完全移籍の交渉がまとまる見通し。合計で約7000万ユーロになると記事は伝えた。
また、もう1人の“犠牲者”候補であるラウタロ・マルティネスについては、レアル・マドリーとバルセロナに加えて、アトレティコ・マドリーも関心を強めているという。ただ、こちらについては格安で売る必要なはなく、「7000~8000万ユーロの移籍金ではインテルは電話に出ることすらしないだろう」とした。
一方、『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、ハキミの放出がもう少し先になると予想している。
インテルがまとまったお金を必要としている期限は、6月末まで。つまり、あと1カ月あるということだ。そのため、パリ・サンジェルマンからもう少し好条件を引き出したいという。ハキミに対してバイエルン・ミュンヘンやチェルシーからの関心もあり、インテルはできるだけ粘りたいと考えているかもしれない。