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スーパーリーグに反対のコンテ「スポーツは情熱」。その上でUEFAにも注文

インテルは21日、スペツィア戦と対戦して1-1で引き分けた。アントニオ・コンテ監督が試合後、『スカイ』や記者会見でヨーロッパ・スーパーリーグ構想について語った。

インテルが勝ち点1を獲得したゲームのあと、コンテ監督にもスーパーリーグについての質問が飛ぶのは不可避だった。『スカイ』では次のように語っている。

「スポーツ人として、伝統を無視することはできない。伝統とは歴史の中にあるもので、スポーツへの情熱がなければいけない。その上で、スポーツは実力主義であるべきだ。我々は勝つために、もしくは稼ぐために努力をしている。実力主義は大切なことだ。ただ、UEFAも反映していくことが正しいだろう。全ての権利を手にして、そのごく一部を参加者に分ける。クラブにはレモンのように搾り取られる選手がいる。そうなったら、負けるのはクラブだ。UEFAはもっとクラブが適切に報われるべきだと考えるべきだろう。選手、監督、そのほかのことに投資するのはクラブなんだ」

「確かに結果以上の利益を出しているクラブはある。ただ、クラブが10を獲得したとして3しか与えられないのであれば、フェアとは言えない。お金を出すのはクラブだ。私から見て、その比率は変えるべきだ」

記者会見でも同じテーマになった。

「私の考えでは、スポーツにおいて伝統は重要だ。それ自体が歴史であり、尊重すべきものだからね。全ての国に、触れてはならない独自の伝統があって、それは守るべきものだと思う」

「カルチョは情熱であり、ビジネスだけじゃない。実力主義の側面がある。スポーツは競争であり、仕事は勝つためのものだ」

「その上で別の見方がある。大会を主催するFIFAやUEFAといった主要団体は、クラブのために正しいことを考える必要があるだろう」

「権利の全てを取得し、10のうち3しか与えないのは理解できない。それについて我々は考えさせられる。実力主義に基づいてそのレベルの大会に参加している。ならば、その実力にふさわしいリターンがあるべきだ。クラブのために約束された保証がもっと適切になされるべきだろう。私はスーパーリーグそのものには反対している」

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