インテルは4日、セリエA第25節パルマ戦で2-1の勝利を収めた。『FcInterNews』などが、試合後のコメントを伝えている。
前日の試合でミランがウディネーゼと引き分けたことで、さらにリードを広げる機会が訪れた首位インテル。この日は前半を0-0で終えるが、後半に入って試合が動いた。
最近調子を上げているアレクシス・サンチェスのドッピエッタの活躍でリードを奪うと、3試合連続のクリーンシートは逃したものの、カンピオナート6連勝を飾っている。
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試合後コメント
アレクシス・サンチェスは試合後、『スカイ』のインタビューで次のように話した。
「今日は難しい試合だった。どちらも良いプレーをしていたね。僕たちは苦しんだけど、スクデットのために勝利が機能していくことだね。僕たちは正しい方向に向かっている」
「僕たちは成長した。ここにきて僕は1年だ。それを肌身で感じるね。バレッラはもちろん、ほかの選手もだよ。ヨーロッパリーグ決勝で負けてから、ミステルの下でみんなが成長した」
「監督からの褒め言葉? 僕はそれなりに経験豊富で、信頼されるとうれしく思う。いつも100%でやっているよ。プレーできないときは、檻に入れられたライオンさ。プレーできれば、それだけ調子は良くなる」
「僕たちは、今日の試合に満足だ。毎日ハードワークをしているスタッフも、たくさんの犠牲を払って取り苦でいるんだ。そして僕たちは、日々学んでいるよ」
この勝利でミランとの勝ち点差は「6」。ユヴェントスとは暫定ながら「10」となった。アントニオ・コンテ監督は満足感を示しながらも、油断はしておらず、「選手たちも言っているとおり、我々は自分たちだけに目を向けている。ここから13試合の決勝戦だ。カンピオナートの難しさは分かっている」と述べた。
さらに指揮官は、前日会見で触れたサンチェスの活躍を称賛。「昨日も話したね。2度ゴールを決めたあとに話す必要はないだろう。日々の取り組みが、彼をこのレベルに導いた。それを彼は分かっている。今はラウタロとルカクが彼のことを知っている。この状況をつくり出せたことが我々にとって大きい」と語っている。
コンテ監督の前日会見
一方でパルマのロベルト・ダヴェルサ監督は「首位相手に良いパフォーマンスだった。しかし、インテルにうまくチャンスを利用されてこの結果だ。対等に渡り合えたが、我々はもっと危険に対して注意深くなければいけない。セリエAでは、そういったミスを見逃してくれない」と悔しさをにじませた。
インテルは次節、アタランタとのホームゲームだ。コンテ監督は、「むこうは勝つためにプレーするし、我々も勝つためにプレーする。インテンシティの高いゲームになるだろう」とコメント。サンチェスとラウタロのどちらを起用するのかと問われると、「こういった選択肢があることが素晴らしい。全体を見る必要がある。以前はもっと限られていたから、選択の余地は少なかった。だから落ち着いていられるよ。全員が絡んでいる。それはダルミアンが前節に示してくれたね」