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サンチェスとジェコのトレード交渉。2人の給与はほぼ同じだが、インテルは負担増でブレーキか

インテルとローマの間で、大型トレード案が浮上している。28日、両クラブがアレクシス・サンチェスとエディン・ジェコのトレードについて話し合った。各メディアが伝えた。

インテルのピエロ・アウジリオSDとローマのティアゴ・ピントGMは昼過ぎ、ミラノ中心部のホテルで会談を行った。テーマはサンチェスとジェコのトレードだ。19時前まで続いたこの会談だが、最終的な合意はならなかったとみられる。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによると、インテルはまだこの取引に納得していない。

ローマはパウロ・フォンセカ監督との関係が悪化したジェコを手放すことに問題はない。インテルはアントニオ・コンテ監督が高く評価しているFWを獲得できるのだから、こちらも良い機会に見える。

問題になるのは、金銭面だ。アレクシス・サンチェスは年俸700万ユーロで2023年までの契約。ジェコは750万ユーロで2022年まで。一見すると、ほぼ同額でのトレードだ。

しかし、イタリアでは過去2年間外国に住んでいた選手や監督に対して“軽減税率”が摘要されるため、サンチェスを雇っていることでインテルが支払う所得税はジェコのそれよりも安くなる。そのため、インテルにとって、“ゼロ”でのトレードにはならないということだ。

インテルにとっては、冬のメルカートで資金を投じずに補強に動ける機会に見えるが特定の状況下でしか動けない。コンテ監督はサンチェスにも信頼を置いているだけに、このまま動きがない可能性も十分にある。

『GianlucaDiMarzio.com』は、解決策として考えられるのは、ローマがジェコの給与の一部を負担する形でのレンタルだと伝えた。

アウジリオSDは会談後、報道陣を避けて、ホテルの裏口から出て、クラブの車ではなくプライベートの車に乗り込んだため、コメントは残さなかったとのことだ。

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