かつてインテルの守護神を務めたジュリオ・セーザル氏が、26日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。
この日行われるミラノダービーや、現在のチームについて話している。
コッパとカンピオナートのダービーは違う?
「ダービーはいつだってダービーだ。でも、重圧は少し違う。カンピオナートはミランが前で、インテルは追う立場だ。勝てばスクデットに向けて確かなメッセージを発することになるかもしれない。ミランは負けたあとでの試合で、士気の面で大事だ。インテルはそこにつけこめるかもしれない。ただ、イブラヒモビッチはかなりうまくやっている。全てに値する選手で、若手の模範だね」
最も良い思い出は?
「最初が何より忘れられない。そのインパクトと雰囲気がすごかったね。私はユニフォームとソックスが黄色でパンツが黒だった。3-2で勝ったんだ。瞬間で選べというなら、ロナウジーニョのPKを止めた瞬間だね」
インテルが、あなたのときのように支配する上で足りないものは?
「比較するのは難しい。モラッティさんは素晴らしいチームをつくった。3冠を達成するまでに毎年チームをつくっていったよ。今は全て違うから、あの時代と同じ道をいくのは難しいことだ。インテルは素晴らしい選手がいて、最高の監督がいる。道は正しいね。継続していくこと、そしてプロジェクトを信じることだ。みんなで同じ方向へ向かって一歩ずつ進むことだね」
コンテはモチベーターとして、あなたの時代のモウリーニョのようですか?
「とても準備された監督だね。中国で彼の仕事ぶりを見る機会があった。すごくプッシュしていたよ。すごく要求が多く、パッションを伝える。素晴らしい仕事をしているね」
Lu-Laはエトーとミリート?
「ルカクとラウタロ・マルティネスはどちらも素晴らしい選手だ。それにどちらも若い。まだまだ向上するよ」
ハンダノビッチに対する批判はどう思いますか?
「GKのポジションはデリケートだ。私も非難されたことがある。まわりは常に最高の状態を求めるからね。サミルは今でも偉大なGKだよ。マジメでプロフェッショナルだ。インテルのために正しいよ」
インテルに新しいジュリオは?
「まずみんなに言われるのはフィリップ・スタンコビッチがすごくいいぞってことだね。私がみたことはないけど、あの年でチャンピオンズリーグのメンバーに入っているってことは、何かしらスペシャルだということだ」
「ただ、インテルにはすでに新しいジュリオ・セーザルがいるよ。ブラゾン(2000年生まれのブラジル人GK。今はオビエドにレンタル中)さ。彼には世界トップレベルになる資質があるよ」
最後に、試合の予想を。
「前にカカーと予想対決したときは負けちゃったんだ。でも信じてほしい。2-1で勝つよ」