インテルは9日、チャンピオンズリーグ・グループステージ最終節でシャフタール・ドネツクと対戦し、ホームで0-0と引き分けた。インテルはグループB最下位が決まっている。
グループ4位で最終節を迎えたインテル。決勝トーナメントに進むためには、2位シャフタールに勝つことが最低条件で、その上でレアル・マドリー対ボルシア・メンヒェングラッドバッハのゲームで勝敗が付かなければいけない。他会場のゲームが引き分けの場合はインテルは3位どまりとなるため、レアル・マドリーとボルシアMGが引き分けを狙うのではないかと不安視されていた。
ただ、他会場の心配はなかった。レアル・マドリーは前半のうちに2点を奪い、大きなアドバンテージを得る。
一方でインテルは、厳しい前半戦。欠場濃厚と報じられていたバレッラを先発起用し、7分にラウタロ・マルティネスが決定機を迎えるなど押し込んだが、チャンスをいかしきれない。セットプレーでもゴールに迫ったが、先制点が遠かった。
0-0で折り返すと、後半は自分たちも勝たなければ突破できないシャフタールがより攻撃的に。インテルは68分にヤングを下げてペリシッチを入れ、75分にはガリアルディーニを下げてサンチェスを投入。それでも大きなチャンスはつくれなかった。
すると85分にインテルは最後の勝負。ラウタロとの交代でエリクセンを投入しサンチェスを1列前に。ハキミ、バストーニを下げてダンブロージオとダルミアンを入れた。
89分、インテルは右CKにサンチェスが飛び込み、完璧なタイミングでヘディングシュートを放った。が、運も味方せず。ゴール前にいたルカクにブロックされる形でゴールは決まらなかった。
終盤はシャフタールが3位狙いの姿勢を明確にして、アディショナルタイムの4分でもゴールは生まれず試合終了。インテルはグループB最下位となり、今シーズンの欧州での挑戦は終わった。