元U-21イタリア代表GK、インドネシア代表デビューを待ち望む
インドネシア代表は20日、FIFAワールドカップ・アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦し、0−5で大敗した。この試合では、エミル・アウデロがベンチ入りしていた。19日、初めてインドネシア代表に招集された同選手が『GOALインドネシア』にコメントを残した。
「僕はロンボク島で生まれて、9カ月を過ごした。父や親戚が暮らしている街で、両親の出会いもここなんだ。母が友達と遊びに行ったときにたまたま父と出会ったと聞いている。そのあとで僕はイタリアに帰ったけど、何度もロンボク島には行った。特に幼少期は長期で滞在していたから、こどもの頃の記憶はたくさんある。父だけではなく、おじいちゃん・おばあちゃん、おじさんとの思い出もあるんだ」
「インドネシア語の勉強にも励みたい。代表チームとして、自分のルーツのためにも大事なことだから。両親に話したとき、父はすごく喜んでいたよ」
インドネシア代表入りには、元インテル会長の存在も大きかった。インドネシアサッカー連盟会長を務めるエリック・トヒルは、イタリアとのつながりが深い人物だ。
「トヒル会長がビデオ電話をくれて、インドネシア代表でプレーする可能性について話し、プロジェクトを教えてくれた。そのあと、肩を負傷したからすぐには実現しなかったけど、いまが適切なタイミングだと判断して代表入りしたんだ」
アウデロは1月からセリエBのパレルモでプレーしている。