セリエD〜セリエA全てを経験した25歳のセンターバック
ジョルジョ・アルターレは、セリエA昇格を果たした2023/24シーズンのヴェネツィアで守備の中心として活躍したセンターバックだ。ミランのユースチームで育った彼はどんな選手なのだろうか。そのキャリアとプレースタイルを詳しく見ていこう。
プロフィール
ジョルジョ・アルターレ(Giorgio Altare)
生年月日:1998年8月9日(25歳)
国籍:イタリア
ポジション:センターバック
身長:190cm
これまでのキャリア
アルターレは、ベルガモ出身で、2012年にミラン下部組織に入団した。ミランではトップチームデビューには至らなかったものの、若手選手としての基礎を築いている。その後、セリエDのヴィルトゥス・ベルガモに移籍し、プロとしての第一歩を踏み出した。
2017年にジェノアへ移籍し、2018年からはセリエCのフェラルピサローにレンタルで加入した。しかし、なかなか定位置を得ることはできていない。転機となったのは2020年1月、セリエCのオルビアに移籍だった。ここでアルターレはレギュラーとしてプレーし、シーズン終盤のプレーオフでは決定的な活躍を見せた。
2021年夏にカリアリへ移籍し、23歳でセリエAでのデビュー。2023年夏にはヴェネツィアへレンタル移籍して、シーズンを通して活躍した。ヴェネツィアは完全移籍オプションを行使して、アルターレを買い取ると伝えられている。
プレースタイル
アルターレは、190cmの高さを活かした空中戦の強さが最大の特長だ。また、セットプレーの攻撃参加にも定評があり、2023/24シーズンは、リーグ戦で4得点3アシストを記録している。
守備面では、対人の強さ以外にポジショニングの良さや相手の動きを読む能力も高く評価されている。常に冷静でディフェンスラインのリーダーになれる選手だ。
マメ知識
- セリエA初出場:2021年1月6日にカリアリの一員としてサンプドリア戦でセリエAデビューを果たした。
- ゴール嗅覚:ヴェネツィアでのプレーでは、ディフェンダーながらもシーズン中に3ゴールを記録している。
- 尊敬する選手:インタビューで最も対戦が難しかった選手を問われると、「ラウタロ・マルティネスだね。でも、ポーヤンパロもすごいよ」とチームメートを称えていた。
- パスティッチェリーア(菓子職人):高校時代には菓子職人としての技術を学んだ。サッカー選手になれなかった場合に備えて勉強していたという。
- セリエB五指に入るCB:『TMW』の 2023/24シーズンのセリエB1試合平均採点は6.18。センターバックでリーグ4位。
- 2年連続昇格:2022/23シーズンのカリアリの昇格にも貢献したため、アルターレは2年連続でセリエA昇格ということに。
- 喜びのダイブ:ヴェネツィアのセリエA昇格に歓喜してラグーナにダイブした。
ジョルジョ・アルターレは、その安定した守備と重要なゴールでヴェネツィアを支える重要な選手だ。セリエAでのさらなる活躍が期待される彼のプレーに注目していきたい。