ナポリ、ミラン、バイエルン・ミュンヘンらとの争奪戦を制す
ラドゥ・ドラグシンのトッテナム移籍を正式に決定した。
今冬の移籍市場でナポリやユヴェントス、バイエルン・ミュンヘンからの関心も話題になっていたドラグシンは、最終的にプレミアリーグへ行くことになった。『スカイ』によると、移籍金は総額3100万ユーロ。トッテナムとの契約は2030年までとなり、背番号は6に決定している。年俸は300万ユーロ程度のようだ。
1年半で評価が爆上がり
2022/23シーズンからジェノアでプレーしているドラグシンは、セリエB38試合に出場して昇格に貢献して評価を高めると、今季も大活躍し、セリエAで19試合に出場していた。
『Opta』によると、ドラグシンが今季セリエAで相手にドリブル突破を許した回数はわずか1回。これはリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクの0に次ぐ数字で、今季15試合以上に出場している選手としては2位だという。
ユヴェントスは大損…?
ルーマニア人のドラグシンは、2018年にユヴェントスに加入して、期待の若手として育てられた。しかし、なかなかトップチームで出番がなく、サンプドリア、サレルニターナへのレンタルを経て、2022年夏にジェノアへ。1年後に完全移籍オプション行使となり、ユヴェントスを離れている。
ユヴェントスは放出した際、将来ジェノアが放出した際の移籍金の20%を受け取る条件を付けた。そのため、この取引はユヴェントスにとっても大きなプラスではある。ただ、半年前に売却したときの移籍金は1050万ユーロとされており、「残しておけば…」という気持ちはあるかもしれない。
ジェノアに感謝
ドラグシンは自身のSNSで次のように綴った。
「ジェノアのみんなへ。僕の人生で最も意味のある時期を少しの言葉で説明するのは難しい。それでも頑張るよ。一緒にエキサイティングな時期を過ごしたね。一緒に成功を手にした。昇格の夢を達成して、セリエAで戦うことができた。ともに歩んだこの道を忘れることはできない。ずっと僕の心の中に残り続けるよ」