セリエB優勝チームがセリエA王者に挑む
フロジノーネはセリエA開幕戦でナポリと対戦する。昇格組はどんなチームでシーズンに臨むのか。今夏のメルカートや予想メンバーなどを紹介する。
目次
予想スタメン・フォーメーション
2022/23シーズンはセリエB優勝
2021/22シーズンのセリエBで9位だったフロジノーネは、ファビオ/グロッソ監督のもとで22/23シーズンは躍動。圧倒的な強さを見せて勝ち点80を稼いで優勝し、4年ぶりのセリエA昇格を果たしている。
全38節中32節は首位として過ごしたフロジノーネ。サムエレ・ムラッティエーリやマリオ・サンピリージ、ルカ・モーロ、ジュゼッペ・カーゾといったメンバーがけん引し、リーグ最多得点(63ゴール)とリーグ最少失点(26失点)。シーズントータルで退場者がゼロと、記録ずくめのシーズンを送って、堂々とセリエAに復帰する。
2023年夏のメルカート
主な加入
- アブドゥ・ハルイ(サッスオーロ / 250万ユーロ)
- リッカルド・マルキッツァ(サッスオーロ / 150万ユーロ)
- シモーネ・ロマニョーリ(レッチェ / 10万ユーロ)
- マルコ・ブレッシャニーニ(ミラン)
- ステファノ・トゥラーティ(サッスオーロ / レンタル)
- マルビン・クニ(バイエルン・ミュンヘン / フリー)
- ジョージ・クベルナーゼ(コルキス / 50万ユーロ)
- ルカ・マッツィテッリ(モンツァ / )
主な放出
- ダニエル・ボロカ(サッスオーロ / 1000万ユーロ)
- ルカ・モーロ(サッスオーロ / レンタル終了)
- マリオ・サンピリージ(モンツァ / レンタル終了)
- サムエレ・ムラッティエーリ(インテル / レンタル終了)
- ジャンルカ・フラボッタ(ユヴェントス / レンタル終了)
- ロベルト・インシーニェ(契約満了)
※移籍金は『transfermarkt』参照
監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
チームをセリエB優勝に導いたファビオ・グロッソ監督は契約満了で退任。クラブは契約更新を打診していたとされるが、グロッソは別の道を歩むことを決めた。後任に選ばれたのはエウゼビオ・ディ・フランチェスコ。2021年にエラス・ヴェローナの監督を3カ月強で解任されてから、約2年ぶりの監督業復帰となる。
主将:ルカ・マッツィテッリ
まだ最終的な決定ではなく、今後のメルカートで変更の可能性はあるが、11日のコッパ・イタリアでキャプテンマークを巻いたルカ・マッツィテッリがカピターノの有力候補だ。
マッツィテッリはローマ下部組織出身の27歳。2022/23シーズンはモンツァからのレンタルで加入し、この夏に完全移籍に切り替わった守備的MFだ。
最高額選手:ステファノ・トゥラーティ
『transfermarkt』で最も高い市場価値となっているのは、GKのステファノ・トゥラーティで450万ユーロとなっている。マッツィテッリとカーゾが300万ユーロで続く。100万ユーロを超えているのは上記3人を含めて7人と、小粒感は否めないチームだ。
PKキッカー:ジェンナーロ・ボレッリ
『スカイ』によると、フロジノーネは2022/23シーズンにセリエBで2回PKを獲得した。うち1回はすでにクラブを去ったロベルト・インシーニェが決めており、もう1つを決めたのがボレッリだった。
ただ、バイエルン・ミュンヘンからの新戦力であるマルビン・クニがボレッリを抑えてレギュラーになるのではないかという声もあるだけに、シーズンが始まってみなければ分からないところも多いだろう。
フロジノーネ対ナポリのオッズは?
16日時点で遊雅堂のオッズは、フロジノーネ勝利が7.50倍で、ナポリ勝利が1.33倍。ドローが4.60倍となっている。カンピオナート第1節で最も差があるとみられているカードだ。