主将ヒュルマンドが抜けた穴は埋まるのか
レッチェは20日に行われるセリエA開幕戦で、ラツィオと対戦する。鎌田大地が加入した上位チーム相手に波乱はあるのだろうか。
目次
予想スタメン・フォーメーション
2022/23シーズンは16位
2019/20シーズンに18位でシーズンを終えてセリエBに降格したレッチェは、2年ぶりにセリエAに復帰。マルコ・バローニ監督のもとで1シーズンを戦い抜き、16位で残留を果たした。第13節から第18節は6試合負けなしという時期もつくり、降格圏に一定の距離を置くことに成功している。
ただ、バルセロナからレンタルしたサミュエル・ウンティティはチームを去り、ロレンツォ・コロンボもレンタル元のミランへ復帰。主将のモルテン・ヒュルマンドはスポルティングCPへ引き抜かれ、アッサン・シーセイも移籍が噂されている状況だ。
その後釜たちが活躍できるかがレッチェの浮沈のカギを握りそうだ。
2023年夏のメルカート
主な加入
- モハメド・カバ(バレンシエンヌ / 300万ユーロ)
- アムザ・ラフィア(ペスカーラ / 80万ユーロ)
- ロレンツォ・ヴェヌーティ(フィオレンティーナ / フリー)
- ポントゥス・アルムクビスト(ロストフ / レンタル)
- イルベル・ラマダニ(アバディーン / 120万ユーロ)
- パトリック・ドルグ(ノアシェラン / 20万ユーロ)
主な放出
- モルテン・ヒュルマンド(スポルティングCP / 1800万ユーロ)
- ロレンツォ・コロンボ(ミラン / レンタル終了)
- アッサン・シーセイ(ダマク / ?)
- サミュエル・ウンティティ(バルセロナ / レンタル終了)
※移籍金は全て『transfermarkt』参照。
監督:ロベルト・ダヴェルサ
マルコ・バローニは6月20日にレッチェとの契約を解除。その後、エラス・ヴェローナの監督に就任した。
新監督に就任したのはロベルト・ダヴェルサで、過去にパルマとサンプドリアでセリエAを経験。2021/22シーズンはサンプドリアを率いたが、シーズン途中に解任となっている。
主将:ガブリエル・ストレフェッツァ
モルテン・ヒュルマンドの退団を受けて、ガブリエル・ストレフェッツァがリーダーを務める見込み。ストレフェッツァは2022/23シーズンに8ゴールを挙げてチーム得点王だった。
最高額選手:ガブリエル・ストレフェッツァ
こちらもヒュルマンドの移籍を受けてストレフェッツァが最高額になった。金額は1000万ユーロだ。2021年からレッチェでプレーしているストレフェッツァは、年々市場価値を高めている26歳。2022/23シーズンは右ウイングでの起用だったが、新シーズンはセンターフォワードでの起用もありそう。よりゴールに近い位置でプレーしてさらにゴールは増えるだろうか。
2番手はイタリア代表からも声が掛かったフェデリコ・バスキロットで800万ユーロとなっている。
PKキッカー:ガブリエル・ストレフェッツァ
2022/23シーズンにレッチェは6回のPKがあり、うち4本がゴールになった。このうち3つをストレフェッツァが担当し、2回決めている。ピッチ上にいるときは常にキッカーを担当した。そのほかにはシーセイが担当したが、この夏に移籍している。
レッチェ対ラツィオ:ブックメーカーのオッズは?
15日時点での遊雅堂のオッズは、レッチェ勝利が3.40倍で、ラツィオ勝利が2.10倍。引き分けが3.10倍となっている。