生まれたドイツよりも両親の母国を選んだラゼル・サマルジッチ
ウディネーゼのMFラゼル・サマルジッチが、セルビア代表入りについて話した。ドイツ『シュポルト1』での発言を『TMW』などが取り上げている。
21歳のサマルジッチは、今回セルビアA代表入りを果たした。本人はこれまでドイツの各世代別代表を経験してきたが、フル代表は両親の母国を選んだ形だ。
ただ、ドイツ代表からも声は掛かっていたとのこと。ハンジ・フリック監督からラブコールがあったことをサマルジッチが次のように明かしている。
「何度も連絡をくれた。A代表の戦力としてみていると説得してくれたよ。ドイツ代表監督から声をかけてもらえるのは光栄なことだ」
「でも、そのときに僕の気持ちはもう決まっていた。両親の国でプレーしたいという気持ちは堅かったんだ。こういったことは一晩で決められるものじゃないね」
サマルジッチはヘルタ・ベルリンの下部組織からライプツィヒに移り、2021年夏に完全移籍でウディネーゼの一員になった。今季はセリエAで26試合に出て4ゴール3アシストと活躍中。これに目をつけたミランなどが獲得に動いていることも報じられている注目株だ。
セルビア代表は24日のEURO2024予選でリトアニア代表と対戦する。サマルジッチのデビューはあるだろうか。