ゴッティ監督のもと白星スタート
インテルは20日、セリエA第2節でスペツィアと対戦する。ホーム開幕戦の相手スペツィアは、どんなチームだろうか。
昨シーズンのセリエAで16位となったスペツィアは、開幕戦でエンポリと対戦し、1-0で勝利。白星スタートを飾っている。
スペツィアのシステムは3-5-2。インテルと同じで中盤は基本的にフラットの並びだ。エンポリ戦の先発メンバーは以下のとおり。
GK ドロンゴフスキ
DF カルダーラ、キウィオル、ニコラオウ
MF ギャシ、アグデロ、ブラビア、シモーネ・バストーニ、レツァ
FW ヴェルデ、エンゾラ
インテルが特に警戒すべきは、FWのムバラ・エンゾラだろう。
エンゾラは2020年からスペツィアに所属しているが、昨季終盤戦は出番がなかった。チアゴ・モッタ前監督の信頼を失い、終盤戦で4試合連続ベンチ外になるなどしている。
●ムバラ・エンゾラは何者か。モッタが去って生まれ変わるスペツィアFW、今季再ブレークの予感?
ただ、ルカ・ゴッティを監督に迎えた今季はエンゾラの状況が変わっている。今月9日に行われたコッパ・イタリアのコモ戦で2ゴールを記録すると、エンポリ戦では決勝点を記録。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。
ゴッティ監督はエンポリ戦で高い位置からアグレッシブに守備をしていた。エンゾラはその1人目としても奮闘している。本人も乗っているだけに、インテルとしては警戒したい選手の一人だ。
また、左サイドのアルカディウシュ・レツァもエンポリ戦で光った選手。コンディションが良さそうなだけに、インテルは右サイドの守備にも気を配りたい。
そのほかでは、中盤のセンターを務めたメディ・ブラビアのパフォーマンスが高評価を受けている模様。当初は新加入のアルビン・エクダルが入るとされていたポジションだが、こちらはまだコンディションがいまいちという評価。少ないタッチでシンプルにパスを展開するブラビアは、早めにつかまえたいところだろう。
エンポリ戦はベンチスタートで途中出場だったダニエル・マルディーニはミラン育ちということで、モチベーションは十分であることが予想される。
開幕戦では後半アディショナルタイムの劇的ゴールでなんとか勝利したインテル。スペツィアは簡単な相手ではなさそうだが、どのような試合展開になるだろうか。