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ポグバの代役で開幕スタメンも? ユヴェントスと契約延長のニコロ・ファジョーリとは何者?

クレモネーゼで飛躍してユヴェントストップチームに

ユヴェントスは10日、ニコロ・ファジョーリの契約延長を発表した。2026年までの長期契約を交わしたファジョーリは、どんな選手だろうか。

プロフィール

ニコロ・ファジョーリ(Nicolo Fagioli)
生年月日:2001年2月12日
国籍:イタリア
ポジション:セントラルMF
身長:178cm
利き足:右
2021-22リーグ戦成績:33試合出場3ゴール7アシスト

これまでのキャリア

2001年生まれのファジョーリは、ミラノとパルマの間に位置するピアチェンツァの生まれ。2008年にピアチェンツァの下部組織に入団すると、2011年からはクレモネーゼへ。2015年からユヴェントスの下部組織に移った。当時はインテルとの争奪戦だったと言われており、2017-18シーズンは飛び級でプリマヴェーラの一員となって活躍した。

2018年9月にはユヴェントスU23でセリエCデビューを飾り、2019年1月のラツィオ戦で初めてトップチームから招集を受けている。トップチームデビューは2021年2月のクロトーネ戦。ロドリゴ・ベンタンクールとの交代でピッチに立った。

順調にステップアップするファジョーリだったが、2021-22シーズンはその中でも飛躍のシーズンだった。古巣クレモネーゼにレンタルで加入し、中心選手として活躍。33試合に出場してクレモネーゼのセリエA昇格に貢献した。

2018年、アメリカツアーにファジョーリを連れて行ったのは、ほかでもないマッシミリアーノ・アッレグリ監督だった。そのときに指揮官が称賛していた才能が、今季はチームに残ることが決まっている。

プレースタイル

ファジョーリはテクニックに優れたMFで、本職はトレクァルティスタ。ただ、クレモネーゼではセンターハーフにボランチと、様々な役割をこなした。その戦術眼も高く評価されているポイントで、インサイドハーフにサイドハーフ、中盤のあらゆる役割を任せることができる。

加入当初からアンドレア・ピルロと比較され、ミラレム・ピャニッチとポジションを争う立ち位置だったファジョーリ。今季は憧れとも言えるポール・ポグバの代役としてスタートを切りそうだ。

ポグバの負傷離脱で不安が残るユヴェントスだが、プレシーズンツアーではファジョーリらが好パフォーマンスでアピールしていた。実際、アッレグリ監督はレアル・マドリー戦で、中盤の右にザカリア、底にロカテッリ、左にファジョーリという形を試している。ライバルは同じく好アピールを続けているニコロ・ロヴェッラで、指揮官は若手の飛躍に期待している。

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