ラスパドーリとピオ・エスポジトの交代は予定通り
イタリア代表は14日、2026 FIFAワールドカップ(W杯)・ヨーロッパ予選でイスラエル代表と対戦し、3−0で勝利した。これにより、残り1試合となった勝ち点6差の3位イスラエルに抜かれる可能性がなくなり、イタリアはグループ2位以上が確定した。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】この日はマテオ・レテギが前半から大活躍で、前半終了間際にPKで先制点を決めると、後半からフランチェスコ・ピオ・エスポジトが投入されてさらに躍動。74分にもゴールを奪った。
終了間際にはジャンルカ・マンチーニがダメ押しとなるゴールを決め、3−0で快勝した。
監督就任後4戦4勝でプレーオフ進出決定という仕事を成し遂げたジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、試合後に『Rai』でコメントを残した。
「我々はよくやった。1カ月前の試合(5−4で勝利した9/8のイスラエル戦)のことは誰もが覚えているが、あの時は相手に踊らされて、ピッチを好き放題に使われた」
「選手たちは本当によくやってくれた。ピッチをうまくカバーしていた。ロカテッリは素晴らしい試合をしたし、前線の選手たちも良かった」
「ラスパドーリは少し苦しんでいたが、ジージョは良いセーブを2つ見せた。個人的には満足している。素晴らしいスピリットが見られたし、失点しなかったのもうれしい。我々はやるべき試合をやった。今日は失うものの方が大きかった。いろいろなことが言われていたが、我々は本当によくやったと思う」
ガットゥーゾ体制ではすでに16ゴールを記録している。
「だが、我々は苦しむということを知らなければならない。我々はボールを持ったときにクオリティがあるが、コンパクトさを取り戻して、一つ一つのプレーに細かく取り組む必要がある」
「プレーオフ? 休んでいる場合ではない。神様が良い結果をもたらしてくれること、そして選手を失わないことを願っている。11月には2つの真剣勝負がある。あまり出場機会のなかった選手を試すかもしれないし、ピッチの内外でうまくやれるコンパクトなグループを作っていくつもりだ」
記者会見では、ジャコモ・ラスパドーリとピオ・エスポジトの交代にも触れた。
「ラスパドーリには違った特徴があるのは分かっているが、最初から交代を前提に考えていた。それぞれ45分ずつプレーさせるつもりだった」
「2人はまったく異なるタイプで、ラスパは10番タイプ、セカンドトップだ。ピオはモイーズ(・ケーン)のような純粋なセンターフォワード。確かに2トップの方が、我々は違った形で攻撃を展開できる。だが、それはラスパドーリの出来が悪かったという意味ではない」