プレーオフはまだ先、イスラエル代表戦に集中
イタリア代表は14日、2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選でイスラエル代表と対戦する。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、試合前日会見と『スカイ』のインタビューで意気込みを語った。
選手時代の自分の姿勢
「私は常に100%の力で練習していた。質的には誰よりも劣っていたからね。唯一の道は努力と、すさまじい強度でプレーすることだった。でも今のキャリアと比較はしない。私には私のやり方があるし、何をすべきか分かっている。トレーニングは試合に似ていなければいけない。今はデータもあるけれど、基本はトレーニングだ」
「私はこのチームの選手たちに惚れている。彼らがどうトレーニングに取り組んでいるかを見ていると気に入ってしまう。2カ月前から、もう失敗は許されないと分かっていた。でも成長しているのが本当にうれしい。まだ改善すべきところはあるが、ポジティブな面もたくさんある」
軽さが見られることもある
「ここに来たとき、何をやりたいかは100%明確だった。情熱と帰属意識を持って取り組むこと、それを選手たちに伝えようとしている。そして練習が終われば、口うるさくするのはやめる」
「現役時代の私は、ちょっとしたことで気持ちが高ぶっていた。今の成果はすべて選手たちのものだ」
「バストーニは日曜に帰ることもできたのに、今朝一緒に出発した。ケーンも今日まで残ってくれた。他にも信頼している選手はいる。得点だけではなく、相手を追いかけるプレーなど、彼らの仕事に満足している」
集中力の乱れについて
「チームと話すことで解決できる。前回はプレッシングの概念に誤りがあった。長い時間、スペースが空いたまま無理にプレスをかけていた。明日も同じような試合になる。相手はすべてを懸けて攻めに来るだろう。エストニア戦とは違うやり方を試すつもりだ。注意が必要だ。相手のサイドアタッカーにはクオリティがあり、1対1に強い」
前線はピオ・エスポジトかラスパドーリか
「ピオは試合後も普段通りだった。シンプルで寡黙な選手で、本当にハードワークしている。中盤の選手のように走っている。調子に乗るタイプではない。他にも考慮すべき要素はあるけれど、試合は95分間ある。スタートで出る選手もいれば、途中から入って違いをつくれる選手もいる。そういう観点で判断する」
プレーオフについて
「まだプレーオフは決まっていない。連盟ともその話をしていない。まずはそれを勝ち取らないといけない」
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