冷や汗かきながらもガットゥーゾ体制2連勝
イタリア代表は8日、FIFAワールドカップ予選でイスラエル代表と中立地のハンガリーで対戦し、5−4で勝利を収めた。
3試合を消化して勝ち点6のイタリアは、4試合消化で勝ち点9を稼いでいるイスラエルと対戦。得失点差を稼ぎつつ勝利することが求められていたが、立ち上がりから苦戦を強いられた。
立ち上がりからミスが目立ったイタリアは、16分に先制を許す。ペナルティーエリア深くのスペースを突かれ、戻りながらクロスに対応したロカテッリが、自らゴールに押し込む形でオウンゴールとなってしまった。
イタリアは40分、レテギの落としを受けたケーンが右足のミドルシュートを決め、同点に追いついて折り返す。
しかし後半立ち上がりの52分にはペレツに勝ち越し弾を許して再び追う展開に。
それでもイタリアは54分にケーンが決めて再び追いつくと、その4分後には、レテギの落としをサイドから絞って受けたポリターノがうまく左足で合わせて、一気に逆転に成功。81分にはラスパドーリも決めて、勝負ありかと思われた。
しかし、試合はまだもつれた。87分にバストーニのオウンゴールでイスラエルが1点差に迫ると、2分後には同点弾が決まり、4-4でアディショナルタイムへ。
焦るイタリアは、アディショナルタイムのCKでショートコーナーを使って攻め込む。トナーリがゴール前にグラウンダーのシュート性のボールを送ると、イスラエルは集中を欠いたのか、誰も触れず、そのままゴール右に吸い込まれた。これが決勝点となり、イタリアが勝ち越しに成功した。
これが決勝点となり、イタリアは5-4で勝利を収め、ガットゥーゾ体制2連勝となった。
グループI首位のハンガリー代表は、9日にモルドバと対戦する。