イタリア代表、ドイツ代表に逆転勝利なるか
イタリア代表は23日、UEFAネーションズリーグ準々決勝セカンドレグでドイツ代表と対戦する。ルチアーノ・スパレッティ監督が試合前日会見に臨んだ。
2006年にイタリアはここで歴史的な勝利を収めた。
「過去の出来事にすがっているだけではいけない。新しいことに挑戦する必要がある。今回はビハインドの状態から始まるので、大きな挑戦になる。ただ、木曜に見せたようなパフォーマンスを再現できれば、勝利は可能だと思っている。不可能なことをやる必要はない。相手は強いが、やるべきことをやってきた」
インテルでのようにバストーニをサイドで使うことを考えているのか
「バストーニは出る。彼をサイドに置くのは、自宅のソファに座らせるよう(にごく自然)なものだ。インテルで慣れ親しんだポジションだからね。とはいえ、中央でも良いプレーをしていた。バストーニ、ボンジョルノ、そしてカラフィオーリが戻ってきた時にどう共存させるかも考えないといけない」
ザッカーニのコンディションは? ポリターノの役割はできるのか
「その通り。彼もそういうタイプの選手だ。4-2-3-1でも4-3-3でも外から仕掛けるアタッカーだ。今はクラブでヌーノ・タヴァレスが外を使うから、彼自身は内側に入る動きが増えている。でも昨日は10分しかプレーしていないし、先発で使うには少しリスクがある。後半から流れを変えたい時には最適な選手だと思う」
ルッカとケーンの同時起用は?
「もちろん、それも可能性としてはある。ただ、今の試合を考えると、前線と中盤をつなぐような役割を果たせる選手が1人必要だと思っている。そういう選手はほかにもいるし、勝ちに行く試合で2人を最初から出すと、途中でカードが減ってしまう」
明日の試合ではガッティの高さも必要になる? リッチとロヴェッラの共存は?
「こういう試合では、身長やフィジカルはあるに越したことはない。相手はどんどん大柄で強靭になっている。背が低いと、ある種の場面では弱点になってしまう。リッチとロヴェッラは一緒にもプレーできるが、今回はどちらか1人しか使わない予定だ」
フラッテージの状態は?
「フラッテージは良さそうに見えるが、試合にあまり出ていない。先発で行けるかどうかは試合で見ていく」
ポリターノの状態は?
「ポリターノは問題ない。交代させたのは、高さが必要な場面だったからだ。彼は彼はスプリントも多く、よく走っていた。ウイングバックという本職ではないポジションも、しっかりとこなしていた。明日は最初からしっかり試合に入っていき、状況に応じてさらに手を加えていく必要がある。重要なのは、ここでの入り方だ。そして何よりも、イタリア代表はただのサッカーチームではなく、『代表チーム』だということを常に忘れずに、どんな相手にも堂々と正面から戦っていく」