サウジアラビア代表監督ではうまくいかず…後悔を語る
ロベルト・マンチーニが11月27日に60歳の誕生日を迎えた。『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じた“カリスマ”が様々なテーマに触れている。特にイタリア代表を離れたことへの後悔を話していることが注目を集めている様子だ。
ラツィオやマンチェスター・シティ、インテルといったクラブを率いたマンチーニは、2018年5月にイタリア代表監督に就任した。EURO優勝など輝かしい成績を収めたものの、2023年夏にイタリア代表監督を突如辞任し、その後サウジアラビア代表監督に就任。大金を求めてアッズーリを“捨てた”ことに批判が集まった。
その後、サウジアラビア代表はマンチーニ監督のもとで結果が出ず、サッカー日本代表との試合もあった10月に監督解任を決断している。
一方、イタリア代表はルチアーノ・スパレッティ監督のもとで成長中。EURO2024は悲惨な結果に終わったが、UEFAネーションズリーグでは完成度を高めているところだ。
マンチーニはイタリア代表を去ったことについて、次のように語っている。
「FIGC(イタリアサッカー連盟)との信頼関係が崩れたんだ。もし過去に戻れるなら、違う対応をしていただろうね。会長と話し合い、説明し、意見を交わしていれば、おそらくこんな形にはならなかった」
「信頼が揺らいでいると感じながら指揮を執るのは難しいものなんだ。でも、もっとはっきり向かい合うべきだったと自分を責めている」
サウジアラビアのお金は魅力的だったのだろうか。
「否定はしないよ。非常に高額なオファーがあれば、報じられている額ほどじゃないとしても、迷いは生まれるものだ。ただ、それが決定打だったわけじゃない。たしかに影響はあったが、それだけで代表を去ったというわけじゃない」
「間違った選択をしたというだけだ。アッズーリを去ったのは間違いだったね」
すでに大金は持っているはずのマンチーニ。次は正しい選択ができるだろうか。今後のキャリアに注目したい。