ウクライナ代表戦引き分け以上で本大会へ
EURO2024予選グループCのイタリア代表対北マケドニア代表が行われ、5-2でイタリア代表が勝利を収めた。
ウクライナ代表との決戦を一歩リードして迎えるために勝たなければいけないアッズーリは、好スタートを切った。
17分、CKからショートコーナーを使ってジャコモ・ラスパドーリがクロスを入れると、ファーでマッテオ・ダルミアンがヘディングで合わせて先制した。
40分にはPKで追加点のチャンス。これをジョルジーニョが失敗してしまい、嫌な雰囲気になりかけるが、フェデリコ・キエーザが救う。直後の41分、ペナルティーエリア左のニコロ・バレッラが後ろに出したパスをキエーザがシュートを決めて、貴重な2点目を奪った。アディショナルタイムにはベラルディのパスから再びキエーザ。ペナルティーエリア左から右足のシュートを放つと、相手に当たったボールがゴール右隅に決まった。
3点リードで折り返したイタリアだが、楽勝ムードで折り返した後半は状況が次第に変わっていく。
52分、ヤニ・アタナソフのゴールで1点を返されてスタートすると、まだ余裕があったものの、追加点は決まらない。すると、74分にもアタナソフ。バレッラが中盤でやや軽いプレッシャーをかけて入れ替わられると、アタナソフが放ったミドルシュートはフランチェスコ・アチェルビに当たってコースが変わり、GKジャンルイジ・ドンナルンマの逆をつく形でゴールに吸い込まれた。
これで勢い付いた北マケドニアは、さらに同点弾を狙いにくる。イタリアにとっては悪い流れだったが、82分に待望の追加点が決まった。
バレッラが敵陣でドリブルを仕掛けると、中へカットインしながら縦にスルーパス。ペナルティーエリア左で受けたラスパドーリが決めて2点差とした。
再び楽になったイタリアは、主導権を握り返し、アディショナルタイムにはステファン・エル・シャラウィが5点目。5-2で勝利し、ウクライナとの最終戦を前に2位に浮上した。これにより、イタリアはウクライナ戦で引き分け以上であれば本大会出場が決まる状況となっている。