ファジョーリに続いてスポーツ賭博関与の疑い
イタリア代表は12日、サンドロ・トナーリとニコロ・ザニオーロが代表から離脱したことを発表した。この数日で巷を賑わせている問題に関してだ。
元フォトグラファーのファブリツィオ・コロナが11日、ニコロ・ファジョーリ以外にスポーツ賭博を行っている選手を明かすと予告して話題になっていた。コロナはファジョーリのスポーツ賭博について数カ月前から言及していた人物で、ただの“爆弾”ではないことが予想されていたところだ。
その予告どおり、コロナは『Dillingernews』を通じて、トナーリとザニオーロが関与していると暴露した。ただ、同メディアは「詳細についてはお伝えできない。現在警察が捜査中で法律は尊重しなければいけないためです」と記し、詳しいことは明らかにしていない。
コヴェルチャーノに早速捜査のメス
12日夜、イタリア代表が合宿を行っているコヴェルチャーノで早速動きがあった。警察関係者がコヴェルチャーノを訪れている。イタリアサッカー連盟（FIGC）はその後、トナーリとザニオーロに対してトリノ検察が捜査をするためにきたことを報告した。
事実はまだ判明していないものの、「2人が今後数日間で予定されている代表戦に臨むのは不適切な状況」であるとし、トナーリとザニオーロのためにも代表離脱を決定したと発表している。
トナーリとザニオーロの今後は？
『スカイ』によると、トナーリとザニオーロは13日にイングランドへ戻る予定。それぞれの所属クラブに戻るようだ。ただ、仮にスポーツ賭博に関与していることが明らかになると、イタリア国外でも当然処分の対象となる。出場停止の期間は3年以上になることもあり得る。
現時点でニューカッスル、アストン・ヴィラの両クラブから声明はない。
ザニオーロの賭博はローマ時代か
コロナはローマ在籍時、コッパ・イタリアの試合でベンチから賭けをしていたと明らかにした。これは信頼できる情報筋からの話であるとのこと。『Dillingernews』は「捜査中のため詳しいことは明らかにできない」としつつも、近日中にさらなる“爆弾”の用意があることを予告している。
