サウジアラビア旋風で昔のエピソードを思い出すファンタジスタ
元イタリア代表のロベルト・バッジョが、19日に発売される『スポーツウィーク』のインタビューに応じた。18日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がその一部を紹介している。
19日に開幕するセリエAを楽しみにしている様子のファンタジスタは、次のように語った。
「まだプレーできる人がうらやましいよ。カルチョをするのが本当に好きなんだ。たまに、カルチョを通じて味わった喜びを思い出すことがある。でも、練習のきつさなんかも思い出すね。頑張ったことに対する充実感もそうだ」
バッジョは友人との草サッカーもしていないという。
「2014年にローマ法王発案の試合があった。あれが完全に最後だね。マラドーナもいたから、なんとかいいところを見せたかったんだ。3カ月前から週3回ボローニャへ練習しにいった。最後の練習のとき、フリーキック5本くらいがベストだと思った。その3本目でやってしまったよ。ローマまで歩くことなく行ったけど、1回はプレーした。そう約束したからね。そのあとは、もうやらない、って言ったんだ」
今夏の移籍市場ではサウジアラビアのクラブが猛威を振るっている。いまも現役だったら、バッジョは行っていたのだろうか。
「分からないよ。私の時代には、スペインからもそうだし、特に日本から強烈なオファーを受けていた。でも、当時は代表にこだわっていたからね。イタリア代表のユニフォームを着続けるために、イタリアにいたかった。そうだね、日本には行きたかった。2002年のワールドカップでね」
バッジョは2002年の日韓ワールドカップ出場を目指していたが、4大会連続の出場は叶わなかった。