バルダンツィで先制、カザデイで勝ち越し
5月31日にU-20ワールドカップ2023決勝トーナメント1回戦が行われ、U-20イタリア代表はU-20イングランド代表に2-1で勝利した。
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昨年のU-19 EUROで優勝したイングランドと、そのイングランドに準決勝で負けたイタリアの再戦。幸先よく先制したのはイタリアだった。
開始8分、アンブロジーノが出したスルーパスを裏で受けたバルダンツィがワンタッチで決めてリードを奪う。
だが、その後はイングランドが攻勢。24分、左からの鋭いクロスにディバインが合わせて1-1に同点となった。
1-1で折り返した後半もイングランドがボールを持つ展開。イタリアは52分に押し込んでチャンスを得たが、ペナルティーエリア左でボールを拾ったフォンタナローザが縦に仕掛けて相手と競り合って転倒。主審の笛が鳴り、フォンタナローザに警告が出た。インテルの若手は文句を言わずに受け入れて撤退。あからさまなシミュレーションはVARを使うまでもなく断罪された。
その後はイタリアが落ち着いてプレーを続けたが、どちらも2点目が生まれないまま時間が過ぎる。
勝敗を左右したのは、82分のイタリアのチャンスだった。こぼれ球を拾ったカザデイが強烈なミドルシュートを放つと、DFにブロックされた。このプレーがVARチェックの対象になると、相手ハンドでイタリアがPKを獲得。カザデイが自ら決めて勝ち越しに成功した。
VARで止まった時間もあったためアディショナルタイムは11分があったが、アッズリーニは耐え抜いて2-1で勝利。U-19 EUROのリベンジに成功したイタリアは、3日の準々決勝でコロンビアと対戦する。
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