カザデイだけじゃないボックス・トゥ・ボックス
U-20ワールドカップ2023では、イタリアでもまだメジャーとは言えない若手たちが奮闘している。U-20イタリア代表のメンバーから、初戦のブラジル戦でゴールを奪ったマッテオ・プラーティを紹介する。
プロフィール
マッテオ・プラーティ(Matteo Prati)
生年月日:2003年12月28日(19歳)
所属クラブ:SPAL
国籍:イタリア
ポジション:ボランチ
身長:185cm
これまでのキャリア
プラーティはチェゼーナの下部組織出身で、2018年に同クラブの破産を受けて、地元のラヴェンナに加入。2020/21シーズンの終盤にセリエCデビューを飾ったが、チームはセリエD降格が決まり、プラーティのキャリアは実質的に4部からのスタートとなった。
2021/22シーズンのセリエDでは第4節からレギュラーに定着。主にボランチとして活躍して5ゴール4アシストを記録すると、2022年夏にセリエBのSPALから声がかかり、飛躍を遂げた。
2022/23シーズン序盤はベンチを温める若手だったが、年末から定位置を獲得。ダニエレ・デ・ロッシ監督のもとでレギュラーの座をつかむと、第25節から指揮を執ったマッシモ・オッド監督にも信頼された。第28節のチッタデッラ戦で初ゴールを記録すると、第32節ベネヴェント戦でも得点を挙げる活躍を見せ、U-20イタリア代表のメンバーに名を連ねた。
プレースタイル
チェゼーナの下部組織では主に10番を付けてトレクァルティスタが本職だったという。アンドレア・ドッセーナ監督が指揮していたラヴェンナは4-3-3のシステムだったためトップ下はなく、守備的MFとなっている。
セリエDでプレーしていたときは長身ではあるものの線が細いところがあったものの、セリエBで揉まれてフィジカルが強化されたと評判。もともとトップ下をこなしていた技術に加え、試合を読む力やオフ・ザ・ボールの動きも高く評価されている。
マメ知識
- チェゼーナ時代の監督であるアンドレア・ドッセーナは「柔軟で冷静沈着」と2022年夏に語っていた。また、「ラヴェンナではレジスタとして起用したが、彼はもともとインサイドハーフで、中盤から飛び出していくことに長けた選手。ペナルティーエリアの外からでも狙える」と評していた。
マッテオ・プラーティ紹介動画
セリエB初ゴール
セリエB2点目
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