U-20ワールドカップが5月20日から6月11日にかけてアルゼンチンで開催される。U-20イタリア代表の招集メンバー21人を紹介。
GK
セバスティアーノ・デスプランケス(背番号:1)
生年月日:2003年3月11日(20歳)
所属クラブ:トレント
今年1月にヴィチェンツァから同じセリエCからトレントにレンタル移籍。2月末から守護神を務めており、ここまで10試合に出場して8失点。クリーンシート3回。
ヤコポ・サッシ(背番号:21)
生年月日:2003年7月24日(19歳)
所属クラブ:ジュリアーノ
アタランタからのレンタルでジュリアーノに加入中。今季はセリエCで27試合に出場して39失点。クリーンシートは6回。レンタル期間は今季いっぱい。
ジョエレ・ザッキ(背番号:12)
生年月日:2003年7月10日(19歳)
所属クラブ:サッスオーロ
GK陣3人の中でまだプロデビューを飾っていない唯一の選手。今季はサッスオーロのプリマヴェーラで26試合に出場している。
DF
フィリッポ・フィウマノ(背番号:13)
生年月日:2003年2月23日(20歳)
所属クラブ:アクイラ・モンテヴァルキ
ミラノ出身でユヴェントスの下部組織育ち。公式戦はないが、2021年10月にはアレッサンドリアとのテストマッチでに途中出場し、トップチームでのプレーも経験している。今季はレンタルでモンテヴァルキへ移籍。ケガによる離脱もあったがセリエCで18試合に出場している。
アレッサンドロ・フォンタナローザ(背番号:15)
生年月日:2003年2月7日(20歳)
所属クラブ:インテル
インテルの生え抜きセンターバック。左サイドバックもこなせるレフティー。今季はちょくちょくトップチームでベンチ入りすることもあったが、デビューの機会は訪れず。プリマヴェーラでは24試合に出場している。
ダニエレ・ギラルディ(背番号:5)
生年月日:2003年1月6日(20歳)
所属クラブ:マントヴァ
エラス・ヴェローナからセリエCのマントヴァにレンタルで加入中のセンターバック。マントヴァでは定位置を獲得してセリエCレギュラーシーズンで21試合に出場した。189cmの長身。
サムエレ・ジョヴァネ(背番号:6)
生年月日:2003年3月28日(20歳)
所属クラブ:アスコリ
2017年夏にチェゼーナからアタランタの下部組織に移り、昨年夏にレンタルでセリエBのアスコリに加入。アスコリではベンチスタートで途中出場という形がメインで、ここまでセリエB22試合に出場した。今回のメンバーではDF登録となっているが、アスコリではボランチでの起用が多い。左サイドと中盤の両方をこなせる柔軟性が一つの武器。
ガブリエレ・グアリーノ(背番号:14)
生年月日:2004年4月14日(19歳)
所属クラブ:エンポリ
エンポリのセンターバックだが、まだトップチームでの出場はない。それでも、トップチームでこれまでに何度もベンチ入りはしている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「U-20ワールドカップのメンバーに呼ばれていなかったらセリエA残り数試合でデビューのチャンスをもらっていたはず」と予想している才能だ。178cmと上背はないものの、身体の使い方に長けており、来季はセリエAで活躍が期待される。
リッカルド・トゥリッキア(背番号:3)
生年月日:2003年2月5日(20歳)
所属クラブ:ユヴェントス
2018年夏にチェゼーナからユヴェントスの移ってきた左サイドバック。昨年夏にプリマヴェーラからリザーブチームにステップアップし、セリエCで19試合に出場した。ユヴェントスでは左サイドバックのほか、左のウイングバックも担当している。
マッティア・ザノッティ(背番号:2)
生年月日:2003年1月11日(20歳)
所属クラブ:インテル
すでにインテルでセリエAデビューを済ませている右サイドバック。チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのミラン戦でもベンチ入りを果たしている有望株だ。
MF
トンマーゾ・バルダンツィ(背番号:10)
生年月日:2003年3月23日(20歳)
所属クラブ:エンポリ
U-20イタリア代表の10番を背負う才能。エンポリ生え抜きのファンタジスタで、ファンから愛される天才肌のトレクァルティスタだ。今季セリエAでは25試合に出て4ゴールを挙げており、今回のメンバーで最も実績のある選手の一人と言える。
チェーザレ・カザデイ(背番号:8)
生年月日:2003年1月10日(20歳)
所属クラブ:レディング(チェルシーからレンタル)
インテルで育った大型MF。昨年夏に財政難のインテルが資金繰りのために1500万ユーロでチェルシーに放出した。チェルシーではまだトップチームに食い込めず、1月のメルカートでレディングへレンタル。イングランド2部では定位置を確保して15試合に出場して1ゴールを記録した。
ドゥッチョ・デリ・インノチェンティ(背番号:19)
生年月日:2003年4月28日(20歳)
所属クラブ:エンポリ
エンポリ期待の守備的MF。今季はなかなか出番はないものの、常時トップチームに帯同している。2022年8月のコッパ・イタリア、SPAL戦でトップデビュー。同10月のユヴェントス戦でセリエAデビューを飾った。トップチームではまだ出番が少なく、プリマヴェーラでは14試合に出場。ボランチでありながら3ゴールを挙げており、別格感を出している。
ジャコモ・ファティカンティ(背番号:16)
生年月日:2004年7月31日(18歳)
所属クラブ:ローマ
ローマ下部組織で育ったローマ人。186cmと身長にも恵まれたボランチで、トップチームの一員としてヨーロッパリーグにも出場した。プリマヴェーラではキャプテンを務めており、ここまで25試合に出て1ゴール2アシストを記録している。ロマニスタたちの間ではダニエレ・デ・ロッシと比較されているそうだ。
ニコロ・ピジッリ(背番号:7)
生年月日:2004年9月23日(18歳)
所属クラブ:ローマ
ファティカンティと同じでローマ出身の選手。今季はセリエA第34節インテル戦に途中出場してセリエAデビューを飾った。主戦場はプリマヴェーラで今季30試合に出場している。ファティカンティと比べると攻撃的な能力が特長で、11ゴール7アシストを記録している。
ルカ・リパーニ(背番号:17)
生年月日:2005年5月18日(18歳)
所属クラブ:ジェノア
セリエBのジェノアでトップチームとプリマヴェーラを行き来しているセンターハーフ。プリマヴェーラでは今季12試合で5ゴールと結果を残している。トップチームではほとんどの試合でベンチ入りしているものの、セリエBの出場は2試合のみ。それでも、SPAL戦ではアシストを記録した。大会開幕直前に18歳の誕生日を迎える。
マッテオ・プラーティ(背番号:4)
生年月日:2003年12月28日(19歳)
所属クラブ:SPAL
この世代の中盤ではバルダンツィ、カザデイに次ぐ経験の持ち主。昨年夏にラヴェンナからSPALへ移籍し、今季セリエBで20試合に出場している守備的MFだ。シーズン前半戦は控えだったものの、年末からレギュラーポジションを獲得して2ゴール1アシストを記録している。
FW
ジュゼッペ・アンブロジーノ(背番号:9)
生年月日:2003年9月10日(19歳)
所属クラブ:チッタデッラ
ナポリからのレンタルでチッタデッラに加わっているセンターフォワード。セリエBでは今季18試合に出て2ゴール2アシストを記録している。シーズン序盤は完全にベンチ要員だったものの、12月から途中出場で起用されるようになり、シーズン終盤は先発の座をつかんでいる。U-20イタリア代表では6試合で3ゴールを決めている187cmの長身FWだ。
フランチェスコ・ピオ・エスポジト(背番号:18)
生年月日:2005年6月28日(17歳)
所属クラブ:インテル
サルヴァトーレ・エスポジト、セバスティアーノ・エスポジトの弟で、もちろんインテル下部組織出身。すでにプリマヴェーラの主役となっており、今季は30試合で15ゴールを挙げている。189cmの長身から繰り出されるヘディングも強力な武器。カンピオナート・プリマヴェーラ得点ランキング4位。
ダニエレ・モンテヴァーゴ(背番号:11)
生年月日:2003年3月18日(20歳)
所属クラブ:サンプドリア
2019年にパレルモからサンプドリアに移ったセンターフォワード。今季は10月から1月にかけてセリエAで6試合連続起用された時期もある。まだセリエAでのゴールはないが、プリマヴェーラでは得点源として活躍。25試合に出て17ゴール5アシストとインパクトを残した。カンピオナート・プリマヴェーラ得点ランキング2位。
シモーネ・パフンディ(背番号:20)
生年月日:2006年3月14日(17歳)
所属クラブ:ウディネーゼ
招集メンバー最年少だが、すでにロベルト・マンチーニ監督率いるイタリア代表でもデビューを済ませている超才能。今季はウディネーゼでセリエA8試合に出場した。プリマヴェーラではリーグ戦8試合で2ゴール3アシストと結果を残している。
U-20イタリア代表:グループステージ対戦カード
▽5/21
vs ブラジル代表
▽5/24
vs ナイジェリア代表
▽5/27
vs ドミニカ共和国
各グループ上位2チームと、各グループ3位のうち成績上位4チーム(6チーム中)がベスト16に進出。
※日時は全て現地時間。選手の年齢は大会開幕時