イラン代表除外ならその枠が…?
イタリア代表がカタールワールドカップに出場できるかもしれない——。そんな仮説が伝えられている。ただし、その可能性はごくわずかだ。
ワールドカップ出場権を逃したイタリアがカタールへ行くには、出場を予定している国の不参加しかあり得ない。そんな可能性が『TMW』などで取り上げられている。
注目されているのは、イラン代表だ。イランは29日にアジア予選でレバノンと対戦したが、女性の観戦が認められなかった。
イランでは長年にわたって女性のスタジアム観戦が禁じられていたが、FIFAが2019年に制限なしで女性を受け入れるべきだと命じ、今年1月のイラク戦で2年ぶりに女性がスタジアムで観戦した。
だが、29日のレバノン戦では2000枚のチケットが女性に割り当てられたにもかかわらず、スタジアムへの入場を認めなかったとのことで改めて大きな問題になっている。
31日に行われるFIFAの会議でこの話題に触れるものとみられ、厳罰の可能性、つまりワールドカップからの締め出しがあるのではないかと報じられている。
イタリア代表の敗者復活はあり得るのか?
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それでも、やはりカタール行きの可能性は低い。イタリアメディアでも、その可能性は極小だと伝えている。
大きな問題だとしても、イラン代表から出場権を取り上げるのはそもそも可能性が低い。仮にイランを除外した場合、それによって空いた枠についてはFIFAの裁量で決めることができるとされている。とはいえ、ワールドカップ予選を勝ち抜けなかった国はイタリアだけではない。アジアの国を除外した枠がヨーロッパに回ってくるかは甚だ疑問だ。
イタリアブックメーカー『シーザル』は、イタリアのカタールワールドカップ行きの倍率を100倍に設定。あり得ないこととみながらも、その可能性があるという認識だ。
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