マンチェスター・シティが有力候補?
パリ・サンジェルマン(PSG)のジャンルイジ・ドンナルンマは、13日に行われるUEFAスーパーカップの招集メンバーから外れた。
PSGは先日、リヨンからリュカ・シュヴァリエを獲得した。これに伴い、契約期間が残り1年のドンナルンマは放出となる見通しとなった。
ドンナルンマは自身のSNSを通じて「残念ながら、誰かが私をこのグループの一員として、チームの成功に貢献することができなくなると決めた。この決定には失望し、苦い思いをしている」と綴り、ファンとチームメートに対する感謝を述べ、事実上の別れのメッセージともとれる投稿をした。
法的手段へ?
代理人のエンツォ・ライオラは、『スカイ』のインタビューに応じ、この一件について語った。
「彼の言葉からも分かるとおり、彼は失望している。そして、私はぼう然としている。4年間のリスペクトと成果が、この10日間で全て崩れた」
契約延長交渉に問題はなかったのだろうか。
「PSGは標準的ではない条件を提示した。ジジは譲歩して条件を下げることも受け入れ、ここに留まることを喜んでいたし、結果も出していた。前に進むと決めたとき、急に条件が変えられ、すべてを止めた」
「この数日間に起きたことは予想外で、本当に無礼だ。我々は法的にクラブがどのような立場を取ったのか確認するつもりだ」
新天地はマンチェスター・シティが有力とされている。
「契約延長しないという決断はクラブワールドカップの時に下された。PSGからは情報を外部に漏らさないように求められ、我々はその意向を尊重した。プレミアリーグに興味を持つクラブがあるのは確かだが、現時点でのPSGの要求額が障害になっている。彼らにとっての“敬意”は、経済的価値だけのようだ」
イタリア復帰は?
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ロマンチックな復帰案にも言及したが、現時点では難しいとみている。
ドンナルンマの獲得にはインテルとユヴェントスが興味を持っているが、財政的にこのタイミングでは動けない。また、GK補強がすぐに必要でもないため、やはりイングランド行きの可能性が高そうだ。