アルテタの右腕を務めた戦術家はマルチリンガル
クリスティアン・キヴ監督がインテルへ行くことを選んで去ったパルマは、新指揮官にカルロス・クエスタを選んだようだ。フェデリコ・ケルビーニCEOが猛烈にプッシュしたとされる若手指揮官は、注目に値するキャリアを歩んできた人物だ。
スペイン・マジョルカ島出身のクエスタは、18歳の頃からサッカー界に身を置いている。まずはアトレティコ・マドリーの下部組織のスタッフとして働き、その後、ユヴェントスのU-17チームのスタッフになった。ケルビーニCEOとの出会いは、このときだ。
その後、クエスタはロンドンに渡り、アーセナルでミケル・アルテタのアシスタントコーチを務めた。アルテタ監督のもとでのアーセナルの成長の影には彼の存在があったと高い評価を受けている。
クエスタは特に戦術面におけるプロフェッショナルとして知られている。また、語学に堪能で、6カ国語を操るという。そのコミュニケーション力を活かし、アーセナルでは、全選手と個別にミーティングを行い、戦術面での助言を与えていたという。
2024/25シーズン、セスク・ファブレガスがコモ指揮官としてブレイクしたセリエA。2025/26シーズンは29歳の青年監督が旋風を巻き起こすかもしれない。