21歳のイタリア代表CBがステップアップ
エラス・ヴェローナは17日、イタリア代表DFディエゴ・コッポラのブライトン移籍を正式に発表した。
『TMW』によると、移籍金は1000万ユーロ+ボーナス100万ユーロ。さらに、ブライトンが放出した際の移籍金の10%がヴェローナに支払われる条件となっている。
イタリア人DFは“ブランド”なのか?
『GianlucaDiMarzio.com』は、「プレミアリーグとイタリア人DFの深い関係」と題し、プレミアリーグのクラブがイタリア人DFを好む理由を分析した。
近年では、リッカルド・カラフィオーリがアーセナルに加入した。そのほかにもデスティニー・ウドジエ(トッテナム)、カレブ・オコリ(レスター・シティ)、マイケル・カヨーデ(ブレントフォード)らがイングランドでプレーしている。セリエAからプレミアリーグへの移籍という意味では、今夏のジャカ・ビヨルや日本代表の冨安健洋もイタリアからイングランドという流れだった。
同メディアは、プレミアリーグのクラブがイタリアのDFを好む理由は、高度な戦術的な素養があるためだとした。カテナチオの国として、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・ネスタ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジョルジョ・キエッリーニといった超一流の職人が育った国であり、プレミアリーグのクラブに秩序や集中力、堅実性をもたらすとした。
「全ての選手がイングランド・フットボールに適応したわけではない」と前置きしつつ、「うまく適応した選手は静かなリーダーとして安定した活躍をした。例えば、元ユヴェントスのアンジェロ・オグボンナはウェストハムですでに200試合以上に出場した」と記した。
コッポラは、21歳と若いが、ポジショニングに優れ、試合の流れを読み、ビルドアップにも貢献できる頭脳派のセンターバック。ブライトンが望む“イタリア人DFの特性”をプレミアリーグで発揮できるかどうか、その成長に注目が集まる。