9日のモルドバ代表戦でアッズーリ指揮官が去る
イタリア代表に激震が走った。8日、ルチアーノ・スパレッティ監督が、自身が解任されたことを認めた。
イタリア代表は6日にFIFAクラブワールドカップ・ヨーロッパ予選でノルウェー代表に0-3で完敗。9日にモルドバ代表戦を控えている。この試合の前日会見に臨んだスパレッティ監督は、ガブリエレ・グラヴィーナ会長から解任を言い渡されたと明かした。
「昨夜、会長と長い時間話した。そこで解任を伝えられた。非常に残念だ。私は辞めるつもりなんてなかった。物事がうまくいかないときほど、私は自分のポストから動かずにやり遂げたいと思ってきた」
「しかし、解任は解任だ。受け入れるほかない。グラヴィーナとの関係は良好であり、いくつか良くない結果が出たのは事実だ。そこは認めざるを得ない」
「契約は解消する。明日の夜まで指揮を執り、その後は給料を受け取らない。結果が出ないのであれば、責任は引き受ける。FIGCからのサポートは最大限受けていた。私自身は続けたかったが、受け入れるしかない」
後任候補はラニエリやピオリ
『スカイ』などは、すでに後任候補の話題を伝えている。
中でも最有力なのがローマの監督を退任したクラウディオ・ラニエリで、FIGCから強いアプローチを受けているようだ。しかし、ラニエリは辞退の意向を示しているという。ローマでアドバイザーを務める新たな役割に意欲を見せているようだ。
次にステファノ・ピオリの名前が挙がっている。こちらはフィオレンティーナ監督就任も噂されており、今後の動向に注目が集まっているところ。
そのほかでは、可能性は低いものの、ダニエレ・デ・ロッシも候補者の一人ではないかと報じられた。
2026年はワールドカップに出場しなければいけないアッズーリ。予期せぬ早期決断は、英断となるだろうか。