ベルルスコーニ元会長との思い出を語るイタリア代表MF
モンツァのアンドレア・コルパニが、18日『ガゼッタ・デッロ・スポルト』別冊『SportWeek』のインタビューに応じた。
コルパニは今季のモンツァで大ブレーク中の24歳。ここまでセリエA12試合で6ゴールを挙げており、イタリア代表からも声が掛かった。
その活躍にはすでに複数クラブが興味を示しており、インテルやユヴェントスが今後動くのではないかと言われている。
●コルパニ獲得を否定しないマロッタ。サマルジッチについては?(2023/11/4)
ただ、コルパニの心のクラブは違うのかもしれない。2023年6月に死去したシルヴィオ・ベルルスコーニ元会長の話題について、コルパニは次のように語っている。
「会長にはずっと感謝し続ける。彼の話になると少ししんみりしちゃうね。いつも親切にしてもらった。お気に入りだって言ってもらっていたんだ。好青年風なところと、やっぱりテクニック面でそう言ってもらっていたね。会長はみんなに、『チャオ』ってあいさつしていくんだけど、僕にだけ『チャオ、コルパニ』って言ってくれてね」
「特別に褒められたこと? それはないよ。良いプレーをしたら、『それを続けてくれ』って言われるくらいかな。会長とガッリアーニさんはいつだって僕を信じてくれた」
「僕が最初に会長と会ったのは2005年くらいだったと思う。僕のおじさんがインテルとミランと提携している広告代理店を経営していたから、チケットはいつでも手に入ったんだ。それでおじさんが僕と僕の親友をサン・シーロに連れていってくれた。つまり、VIP席だよ。近くにベルルスコーニ会長がいて、おじさんが僕たちの手を取って連れて行ってくれた。写真を頼んでくれて、おじさんは僕たちを会長のひざに座らせたんだ」
そんな幼少期の思い出もあるコルパニ。「応援しているチームはミラン?」と問われると、「子供の頃はそうだね」と返答した。
「子供の頃」と話しているあたり、今後への気遣いも感じるところではあるが、獲得が噂されるクラブのファンにとっては気になる発言かもしれない。