フィオレンティーナやローマが興味を示すもエンポリに残留したイタリア期待の若手
エンポリのトンマーゾ・バルダンツィは、2023/24シーズンもエンポリでプレーすることになった。勝負の年として、本人も気合いが入っている様子だ。
エンポリは優秀な若手を輩出していることで知られている。2003年生まれのバルダンツィは現在最も注目されている才能の一人だ。エンポリからは昨年夏にクリスチャン・アスラニがインテルに移籍しており、活躍すればビッグクラブ行きもあるだろう。
今夏の移籍が話題になったバルダンツィは、残留に満足している様子。U-21イタリア代表合宿中の同選手は会見で、「エンポリからビッグクラブに行った選手は何人もいる。僕はエンポリ残留ですごく満足なんだ。クラブとして今季は最も大変だろうから、気を引き締めていきたいね。だからこそ、日々の努力が大事で、将来のことは考えないよ」と語っている。
フィオレンティーナが獲得に迫っていた
バルダンツィの代理人であるフェデリコ・パストレッロが同日、『スポルトメディアセット』で夏の動きを明らかにした。
「フィオレンティーナが最も彼に接近していたクラブだ。何度か話し合いをした。あとはローマも動いていたね」
「残念ながら、適切な買い手は見つからなかった。彼がイタリア国外をまだ考慮してなかったこともあり、ポジションのこともあって、獲得に動いたクラブは少なかったんだ」
「ただ、エンポリ残留は正しい判断だろう。彼はまだ若く、成長のチャンスがある。大きなプレッシャーを感じず、ミスを恐れずにやれることはプラスになる。私は彼が今季のカンピオナートで主役になると信じているよ」