3日に行われたセリエA第34節のトリノ対パルマは、1-0でホームのカリアリが勝利した。
すでに降格が決まっている最下位クロトーネと勝ち点2差の19位で絶望的な状況のパルマと、残留争いが続いているトリノの大一番。
主導権を握ったのはホームのトリノで、チャンスが続く。すると67分に先制点。アンサルディがドリブルでペナルティエリア左に侵入すると、深い位置からグラウンダーで折り返し、ボイボダがゴール。均衡を破った。これが決勝点となり、ホームのトリノが勝利を収めている。
パルマは降格決定
トリノに負けたパルマは、これで5連敗。勝ち点を伸ばせなかった。現時点で残留ラインの17位カリアリとは勝ち点12差。残り4試合ということで、勝ち点で並ぶ可能性はあるものの、カリアリとの直接対決を落としているため、降格圏を脱することは不可能に。クロトーネに続いて、2つめの降格チームが決まった。
ダヴェルサ監督「未来は明るい」
パルマを率いるロベルト・ダヴェルサ監督は、試合後に次のように語った。
「我々はプロフェッショナルで、しっかりと振る舞う必要があった。トリノは我々よりも優れていた。気持ちも入っていた。残念だが、4年間の仕事のあとで2部に戻ることになってしまった。責任は全て我々にある。ただ、未来は明るいものだと確信している」
「今はとにかくつらい。街はこの結果に値しない。いまの段階では、自分の将来については考えられない」
トリノは重要な勝ち点3
パルマ相手に勝利したトリノは、1試合消化が少なく15位。16位スペツィアと同勝ち点、17位カリアリと2差という状況だ。また、14位フィオレンティーナ、13位ジェノアも勝ち点1つずつの差で、残留の残り1枠をかけた戦いは最後まで熾烈を極めそうだ。