ガスペリーニの堪忍袋の緒が切れた?
ローマは22日に行われたセリエA第30節でレッチェに勝利し、第26節クレモネーゼ戦以来となる約1カ月ぶりの白星を挙げた。本来であれば歓喜に沸くはずの勝利だが、クラブ内部では緊張感が高まっている。『メッサジェーロ』などが23日に報じた。
沈黙を貫く指揮官
ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、レッチェ戦の前日会見を欠席し、試合後の公式会見にも姿を見せなかった。クラブ側は「喉の不調」を理由としているが、実際には別の背景があるとの見方が強い。
報道によると、試合後のロッカールームには重苦しい空気が漂っていたという。最近の成績不振を背景に、ガスペリーニ監督とフレデリック・マッサーラSDらフロント陣との関係悪化が表面化している。
補強戦略を巡る対立の深まり
ガスペリーニ監督は、メルカートでの動きに不満を覗かせることが少なくない。これに対し、マッサーラSDは、少なくとも公の場ではトーンを落とすように命じた。
さらに、マッサーラSDはレッチェ戦前の『DAZNイタリア』のインタビューで、「怪我人はどのチームにも出るもの。特定のポジションに集中しているのは不運だが、我々はもっと良い結果を出さなければならない」と発言した。
ガスペリーニ監督から見れば、現場批判とも聞こえるコメントであり、堪忍袋の緒が切れたという見方がある。
一方で、選手たちはガスペリーニ監督への支持を継続している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得という目標に向け、現場レベルでの団結は維持されている模様だ。
ゼキ・チェリクの契約延長は動かず
ガスペリーニ監督は、早い段階からゼキ・チェリクの契約延長を早く進めるようにクラブに進言したとも言われている。
ただ、ローマは総額400万ユーロの年俸を求めるチェリクに対し、240万ユーロを提示して断られたあと、目立った動きを見せていない。
チェリクはユヴェントスから強い関心があり、このまま行くと今夏フリートランスファーになることが濃厚だ。
こういったことも指揮官の苛立ちを増幅させている様子。シーズン序盤は好調で、スクデットレースを期待する声もあったローマだが、現在は6位。4位コモと勝ち点3差で、CL出場権は十分に射程圏だが、視界良好とはとは言いがたい現状だ。
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