メルカートを振り返るローマ指揮官
ローマのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が2日、クラブ公式メディアのインタビューに応じ、今夏の移籍市場を振り返った。
今回の補強について、どう評価していますか?
「市場では私とクラブの意向がある程度一致した形で動けたと思っている。守備には新しく若い選手が2人加わった。右サイドにはウェズレイが来てくれたが、ここは昨季はスレが多くこなしていたポジションで、私は彼をより攻撃的に使いたいと考えている」
「エル・アイナウイは、パレデスやグルナ=ドゥアトの代わりになる存在と言えるかもしれない。中盤の枚数を少し削ってでも、前線にもう1人加えたかったというのが正直なところだ。私のサッカー観、チーム作りのスタイルがこれまである程度の結果を生んできたこともあって、そこは今までと少し違ったアプローチを求めていた」
攻撃陣にはファーガソンやベイリーが加入しましたが、最も難しいポジションですか?
「間違いなく、前線は一番難しいパートだと思う。もっと注意深く見ていかなければならないし、投資も必要になる。どのクラブもそうしたがるポジションだし、私としてももっと厚みを持たせたかったというのが本音だ。我々がターゲットにしていた選手もいたが、今回は獲得に至らなかった」
「ただ、今いる戦力でスタートを切るしかない。まずはドフビクを取り戻したい。彼は本当に一生懸命取り組んでくれている選手だ。バルダンツィもそうだし、残ってくれたペッレグリーニも含めて、この2カ月で彼ら全員が素晴らしい姿勢を見せてくれた。私は彼らと一緒にしっかり戦えると確信している。だからこそ、今いるメンバーとともに先を見据えていくつもりだ。チームとして十分な可能性とコンディションはある」