フリードキンの信頼を失った理由は?
ローマのフローラン・ギゾルフィSDが電撃退任となったようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが17日に伝えた。
ギゾルフィSDは、顧問役のクラウディオ・ラニエリとともにジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督体制となったチームのプロジェクトに深く関わっていただけに、この退任劇は驚きとなっている。
報道によると、主な原因はオーナーであるフリードキン・ファミリーとの関係悪化だという。特にGKミレ・スヴィラルの契約延長交渉の進め方がフリードキンに不評だったとされる。また、アンヘリーニョのアル・ヒラル移籍交渉が最終段階で破談になったことも大きく評価を下げた要因だったという。ギゾルフィSDは複数の代理人との関係が緊張関係にあり、交渉が難航することも少なくなかったようだ。
こういった事情により、両者の関係は冷え込み、双方合意のもとでの契約解除となったようだ。
ユヴェントス行き?
一方で『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ギゾルフィSDにユヴェントスが注目していることを伝えている。
ユヴェントスのゼネラルマネジャーに就任したダミアン・コモリは、データを重視するアプローチで知られており、ギゾルフィSDと似たタイプとされる。そのほかにも複数の候補がいるものの、2人の相性の良さが、ユヴェントスに新たなシナジーをもたらすのではないかと見られている。
ローマの次期SD候補
ジャンルカ・ディ・マルツィオ記者によると、ローマはギゾルフィの後任として、フレデリック・マッサーラを最有力候補に挙げている。また、ギゾルフィの補佐役だったフェデリコ・バルザレッティの内部昇格も選択肢として検討されているという。