駆け引きが裏目に…
ローマは、ミランからアレクシス・サレマーカーズを完全移籍で獲得することができなかった。『MilanNews』が28日に報じている。
サレマーカーズは昨夏、ミランからローマへレンタルで加入し、シーズンを通じて安定したパフォーマンスを見せた。そのため、ローマは完全移籍での獲得を目指していたが、交渉は最終的に決裂した模様だ。
原因はローマの“時間稼ぎ”か
『MilanNews』は、交渉の経緯を次のように整理している。
1月、ローマのフローラン・ギゾルフィSDがカーザ・ミランを訪問。その際、ミラン側は「ローマから納得のいくオファーがあれば売却に応じる」とのスタンスを示していた。
しかしその後、ギゾルフィSDは目立った動きを見せず、交渉は停滞。5月18日のミラン戦の際には「我々は常にサレマーカーズを引き留めたいと話してきた。彼はピッチ内外で重要な存在で、クラブの誰ともうまくやっているし、大切な選手だ」と語ったが、その発言とは裏腹に、実際の行動は伴わなかったという。
ミラン側はこの動きを「ローマがサレマーカーズの評価額(2500万ユーロ)を引き下げるための駆け引き」と分析。ジョルジョ・フルラーニCEOとイグリ・ターレ新SDが協議を行い、時間をかけることは得策ではないと判断。最終的に、ローマとの交渉を打ち切る決定を下したとされている。