立ち上がりの退場で数的不利となったローマ
ローマは13日、UEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16でアスレティック・ビルバオと対戦した。ファーストレグで2−1と勝利していたローマだが、アウェーでのセカンドレグを1−3で落とし、2試合合計3−4で敗退が決まっている。
試合の重要なポイントとなったのは、開始11分のマッツ・フンメルスの退場だ。ピッチ中央付近でボールを持ったベテランDFは、右サイドにパスを送ろうとしたがインターセプトされ、スライディングで相手の決定機を阻止。このプレーでレッドカードが提示されてローマは約80分間を10人で戦うことになった。
フンメルスは試合後、自身のSNSを更新し、「ローマのみんなに申し訳ないことをした。ティフォージ、チームメート、みんなに謝罪したい。今日は僕のシンプルで軽率なミスでみんなを失望させてしまった」と記した。
さらに、「こういう試合こそ、チームは僕を頼りにできるはずだった。自分自身に腹が立つ。ヨーロッパリーグ優勝というクラブの夢を台無しにしてしまった。本当に何といってもいいのか分からない。みんなもそうだろうけど、僕も自分に失望している」と嘆いている。
チームメートは受け入れる
エルドル・ショムロドフは試合後のミックスゾーンで、フンメルスから謝罪があったかと問われると、「もちろん、彼はそうしたよ。でも、これがサッカーで、誰にだってミスはある。僕たちはみんな彼の味方だ」と寄り添った。