レッチェに快勝して笑顔が戻る
ローマは7日のセリエA第15節でレッチェと対戦し、4−1で快勝した。前半を1−1で折り返したローマは、後半にジャンルカ・マンチーニのゴールで勝ち越すと、途中出場のニコロ・ピジッリが1得点1アシストの活躍を披露。カンピオナートの連敗は4でストップし、公式戦7試合ぶりの白星を手にした。
クラウディオ・ラニエリ監督は、ローマ指揮官就任後初の白星を手にし、試合後に次のように語った。『TMW』が伝えている。
「勝ててうれしいし、なによりもティフォージのためにうれしい。求めていたパフォーマンスだった」
「セリエAには多くのアメリカ人オーナーがいて、私は誰かを擁護する立場にいるわけじゃない。これが彼らのやり方ということだと思う。信じて任せ、うまくいかなければ自分たちに帰ってくる。だからこそ、いまは正しい人選をしていると願っているよ」
「アメリカ人オーナーはえてしてそういうものだ。アメリカ人の会長が公に発言するところを私は見たことがない。彼らは経営をしていて、必要最小限の発言しかしない。クラブのスタッフとやりとりをするだけで、あとは物事がうまくいくことを期待している」
見事な活躍だったピジッリについても語った。
「彼は優秀なインサイドハーフだ。力強く、粘り強く、決断力もある。さらにシュートにも行けるね。いろんなことができる選手で、明るい未来が待っているだろう」
また、ロレンツォ・ペッレグリーニへの期待も話している。
「ここに来たときも話したが、私のキャリアで得点を決められるMFが2人いる。1人はフランク・ランパード、そしてもう1人がペッレグリーニだ」
「ただ、今の彼は少しメンタル的に落ち込んでいる。ローマに無関心でいられるタイプではなく、全ての責任を背負い込んでしまうんだ。それは良いことではない。もっとリラックスしてプレーさせてあげたい。だから、彼が笑顔を取り戻してプレーすることを待っている。彼は必ず輝きを取り戻すはずだ」