レオナルド・スピナッツォーラの後釜に新たなフィリップ・ラーム？
ローマは2024年夏の移籍市場で、ユールゴーデンからサミュエル・ダールを獲得した。21歳のスウェーデン人は、どんな選手なのだろうか。イタリアメディアの報道をもとに紹介する。
プロフィール
サミュエル・ダール（Samuel Dahl）
生年月日：2003年3月4日（21歳）
国籍：スウェーデン
ポジション：左サイドバック
身長：174cm
これまでのキャリア
サミュエル・ダールは、スウェーデンのヴェステロース出身。地元のクラブ、ヴェステロースSKでキャリアをスタートさせた。15歳だった2018年夏に契約を交わし、2019年に16歳でプロデビューを果たして翌年にはAIKに移籍。ユースチームでの経験を積んだのち、2022年にエーレブルーへ移籍し、レギュラーとして活躍するようになったことで、飛躍的に注目を高めた。
2023年夏にユールゴーデンに移籍。スウェーデンのトップリーグ、アルスヴェンスカンでのデビューを果たしてすぐに存在感を示したことで、2024年1月にはスウェーデン代表デビューも果たした。そして、この夏にローマ加入が決まっている。移籍金は430万ユーロとされている。
プレースタイル
ダールは、モダンなサイドバックとしての特徴を持っており、スウェーデン国内では、元ドイツ代表のフィリップ・ラームと比較する声がある選手だ。スピードとテクニックを駆使した攻撃参加が得意で、特にオーバーラップからのクロスが武器だ。また、縦に仕掛けるだけでなく中に切り込んでいくこともできるため、相手の守備を混乱させるプレーにも期待できる。
守備面では、相手の攻撃を読む能力が高いとされている。身長は174cmとそれほど高くないが、これを補う俊敏性が強みだ。
マメ知識
- 『DataMB』によると、スウェーデン1部リーグの2023シーズンで、守備アクション成功率、守備デュエル、インターセプト数がリーグトップの数字を記録している。アシスト期待値はリーグ2位、攻撃デュエルとキーパスでも5位と、攻守両面でインパクトを残している。
- ユールゴーデンでプレーしたリーグ戦28試合のうち27試合がフル出場。途中交代した1試合も、88分までプレーしており、コンディション維持にも定評がある。
- 攻撃性能が評価されているが、プロキャリアで得点はゼロ。
- ローマではアンヘリーニョに近いタイプという意見がある。
ソースは『laroma24』『90min』『tuttomercatoweb』
