公式戦5連勝
7日に行われたヨーロッパリーグ・ラウンド16ファーストレグのローマ対ブライトンは、4-0でローマが先勝した。
強敵相手にまさかの大勝
ローマは立ち上がりにピンチもあったが、GKミレ・スビラールの好守にも救われてしのぐと、13分に先制した。自陣センターサークル内でボールを持ったレアンドロ・パレデスが右サイドへのパスを匂わせながら縦にスルーパス。動き出していたパウロ・ディバラが決めて1−0とする。
前半終了間際には相手のミスからロメル・ルカクがゴールを奪い、2点差として折り返す。後半は前がかりになるブライトンに対してボール支配を強めて試合をコントロールすると、64分にはCKのこぼれ球をステファン・エル・シャラウィが入れ直してジャンルカ・マンチーニがゴール。その4分後にはブライアン・クリスタンテが決めて、4-0で圧勝した。
デ・ロッシ「契約のことは最後」
『スポルトメディアセット』
ファーストレグで大勝
「どのチームにも波がある。私は何もしていない。できる限りの方法で導かれているだけだろう。とても満足している。このチームはとても強く、見事な攻撃力がある。私は彼らを男として扱い、ピッチ上で素晴らしいパフォーマンスで応えてくれている」
良かったところ
「気に入ったところはたくさんあるが、改善できることはあるだろう。たとえば、後半の立ち上がりなんかは、相手が出てきたが、我々は高い位置を保つことができたはずだ」
ロベルト・デ・ゼルビ監督について
「とても好きだ。どの監督とも違う。準備には2倍の時間が必要だね」
ローマ残留は?
「私の契約延長? こういったパフォーマンスのあと、別の話題で水をさすべきではない。それは私の頭の中にある一番優先順位の低いものだ。愛する場所で好きな仕事をしている。こんな短期間で選手たちから良い反応をもらえるとは、思ってなかったよ」
ルカク「イングランド勢との試合は終わらない」
『スカイ』
4-0で先勝
「良い試合ができた。ブライトンは良い試合をしていたけど、僕たちは攻撃力があり、なんとか崩すことができたね。でも、イングランド勢との試合は終わらない。セカンドレグはもっと良いプレーを目指す」
ゴールシーンは相手のミスを狙っていたのか
「そうだね。相手がボールを弾ませることを考えていた。僕は常に相手のミスを想定して動かなければいけない。彼がトラップをミスして身体を入れた。試合前にGKのことは映像で分析した。自分がすべきことは分かっていたよ」
選手採点
パレデス(TMW単独最高 7.5)
ディバラにラグビーのようなパス。相手の守備を切り裂き、アシストになった。その後ルカクの2点目も演出したが、こちらはダンクのアシストもあった。
エル・シャラウィ(スポルトメディアセット最高タイ 7.5)
スピナッツォーラと完璧な相互理解。左サイドで相手を圧倒した。ゴールはなかったが2アシスト。そのほかにも好パフォーマンス連発だった。
ブライトンはUEFAに抗議
ブライトンは試合後に声明を出し、一部のローマサポーターに問題行為があったことを報告した。これによると、アウェーの観客席に向けてボトルやコイン、ライターなどが投げ込まれたとのことで、UEFAと警察に報告済みとのことだ。