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ローマ、デ・ロッシで何か変わった? 新体制好発進でインテル戦へ

適材適所と落ち着きがカギに

ローマはダニエレ・デ・ロッシ監督のもとで好スタートを切った。ジョゼ・モウリーニョの後任は監督就任後3試合で3勝を手にしている。セリエA第24節のインテル戦は、本当の意味でのテストになるだろう。『スカイ』が好発進の要因を分析している。

3バック→4バック

一番分かりやすい変更は、フォーメーションだ。ジョゼ・モウリーニョ体制は3バックだったが、デ・ロッシは4バックを用いている。

まずは、これが良い方向に働いていると『スカイ』は指摘。「デ・ロッシは選手を本来の位置に戻した。本職以外でプレーする選手はおらず、選手たちがそれぞれの特性を発揮しやすいロジカルなシステムを用いている。そして、全員が同じ目標に向かって戦うようにした」とした。

プレーに集中

また、精神的な落ち着きもデ・ロッシの功績だとしている。

モウリーニョ体制は「トリゴリアで外から見ていても、壊れたおもちゃになっていることはほぼ間違いなかった」と『スカイ』は記した。2度のヨーロッパの大会の決勝を経験して互いに愛情はあるとしても、「手に斧、足にハンマーを持ち、審判のあらゆるジャッジに異を唱える準備をしている状態で一生過ごすことはできない」「監督はひるむことを知らず、自分たちの選手がいかに貧弱かでトップ4入りは難しいと強調し続けたら、オムレツのできあがりだ」と、スペシャル・ワン政権での問題を指摘した。

ロマニスタたちはモウリーニョ監督を愛していたものの、デ・ロッシ新監督は新たな道を示しており、シンプルでプレーに専念することで静けさを取り戻したとしている。

浮かれないデ・ロッシ

ただ、デ・ロッシ体制となったローマが対戦したのは、エラス・ヴェローナ、サレルニターナ、カリアリと下位チームばかり。それは、デ・ロッシ自身が理解している。

ローマ指揮官はカリアリ戦のあと、「我々はやるべきことをやったに過ぎない。我々よりも低い目標を設定している3チームとの対戦で、評価を下すようなタイミングではない」と語っていた。その中で、「私も何度もネガティブな時期を経験したが、そこから抜け出せたのはグループの強さがあったからで、我々は自分たちが強いチームだと信じなければいけない。立ち止まってはいけない」と強調した。

インテル戦でデ・ロッシはさらに評価を高められるだろうか。10日のビッグマッチに注目が集まる。

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