ミラン行き叶わず、ローマに残留
ローマのニコロ・ザニオーロは、慌ただしい1月を過ごした。
ザニオーロはローマからの移籍を希望した。その後、ミランが総額2200万ユーロから2300万ユーロの完全移籍オプション付きレンタルを打診したが、ローマはより好条件を用意したボーンマスとの取引を望んだ。
だが、選手側とボーンマスは交渉の末にこの移籍を受け入れないことを決断。残留が決定的になった。
その後、ザニオーロに怒り心頭の一部ファンが選手の自宅前まで抗議にくる事件も発生。ローマはチームから外すことを決定した。ザニオーロは父が暮らす故郷のラ・スペツィアで静かな時間を過ごすことを決めたとされている。
そんな中、移籍市場最終日になって、舞台裏のエピソードが出てきた。『スカイ』などによると、ザニオーロは最後になってボーンマスへ行くと言い出したという。
ボーンマスのプロジェクトに確信が持てないとして一度は断ったザニオーロだが、30日夜になってボーンマスにOKを出したという。
だが、ボーンマスはザニオーロ獲得失敗のあとにサッスオーロからハメド・ジュニオール・トラオレ獲得に3000万ユーロを投じた。すでに今冬の移籍市場で6000万ユーロ超の出費があったため、今回はボーンマスがノーと返答したという。
ボーンマス行きを断ればローマがミランとの取引をしぶしぶ認めるという期待を持っていたのかもしれない。いずれにしても、ローマで完全に構想外となったザニオーロは、ケガもしていない23歳の半年間をピッチに立たずに過ごすことになってしまった。
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