「One of Us」の選考で勝者に
ローマのU-18チームに、ガブリエレ・ナターレという若手が加入することになった。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが、その今の時代ならでは経緯を伝えている。
2004年生まれのナターレの特殊なところは、「アプリ出身」という点。「One of Us」というスマホアプリから夢をつかんだ選手であることで話題になっている。
「One of Us」は16歳から35歳のEU国籍を持つアマチュアプレーヤーが登録できるアプリ。アプリ上で要求される課題をスマホで動画を撮影するなどして投稿し、成績上位者はプロの選手になるチャンスを得ることができる。
第2回の今回は、ローマとコラボレーション。アプリ上での選考をクリアした500人が準決勝に駒を進めた。フィジカル、テクニック、戦術といったものをチェックしたあと、11対11で試合をして実力を見せる。その結果30人が決勝に進み、再び11対11の試合を行った。そして、このコンテストの勝者となったナターレがローマと1年契約を交わすことが決まっている。
ナターレは昨年、エラス・ヴェローナのU-18に所属していたが退団。現在はトリノのミラフィオーリというクラブのU-19チームに所属していた。
幼少期からトップクラブの下部組織で育つ選手が多い昨今のカルチョ界。「One of Us」はプロへの道の新しい形の一つになるだろうか。
