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モウリーニョ「今なら言える、インテルに優勝してほしい」

ローマの成長には手応え「3カ月前とは違うチーム」

ローマは23日、セリエA第34節でインテルと対戦し、1-3で敗れた。ジョゼ・モウリーニョ監督が試合後の会見に臨んだ。

古巣インテルを相手に勝ち点を得ることができなかったローマだが、モウリーニョ監督は戦いぶりに不満がない様子。『IlRomanista』が会見の様子を伝えた。

「相手はインテルだ。リーグで最強のチームであり、全てのポジションに優れた選手がいる。テクニックもフィジカルもね。その上、ポジティブな意味で野獣がたくさんいる。本当に強いよ。インテルに勝つためには、彼らが調子を落としている時期か、こちらが完璧なプレーをするかしかない。今日の我々は完璧ではなかった」

「0-0のときにマンチーニにポストを叩くシーンがあった。そのすぐあとに先制点を許してしまった。2失点目もボールロストからだった。前半終了の時点でネガティブなフィーリングが生まれてしまったね。我々は良かったが、メンタルブレークを起こしてしまった。自信を失ってしまったね」

ローマがビッグクラブと対等になるのはいつだろうか。

「時間、選手の成長、まだまだ欠けている。ザレウスキは素晴らしいクオリティーの持ち主だ。ただ、まだ少年でありミスもある。我々にはゴセンスのような選手をベンチに置くほどのお金はない。ザレウスキのような選手を育てていく」

「我々は3カ月前とは違うチームだと思う。今日の試合はポジティブだ。得点できなかったのは相手の功績だよ。戦術的には良い試みができていた。ただ、個に強いシュクリニアルがいて、デ・フライはエイブラハムとの1対1を恐れない。彼らが素晴らしいのであって、私は自分の選手たちが残念だったとは思わない。今日の相手がそこまでのチームでなければ、我々が勝っていたはずだ」

後半途中にはインテルのクルヴァからモウリーニョへのチャントがおくられた。

「アップ中でもなく試合開始直後でもなく、あの時間だった。もう彼らが私を恐れなくなったときの出来事で気に入ったよ。インテルにとっても簡単な試合ではなかったということだ。安堵のため息をついたときに始まったコールだ」

「私はインテルを愛している。インテルは私を愛してくれている。ただ、私は全ての試合に勝ちたい」

「もうインテル戦もミラン戦もユーヴェ戦もナポリ戦もないから、今なら言えるね。インテルに優勝してもらいたい。試合前に、彼らとのことは忘れる必要があった。私はローマを愛している。私はいま、ここで勝利を収めるために戦っている」

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