10月31日に行われたローマ対ミランを担当したファビオ・マレスカ主審は、2試合以上の“出場停止”になるようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。
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この試合におけるマレスカ主審のジャッジは、大きな物議をかもしている。ローマ陣営はPKの判定に怒り、ミランのステファノ・ピオリ監督はコメントを避けた。
メディアの見解は分かれたものの、審判団の責任者にあたるジャンルカ・ロッキ氏の判断は落第点だったようで、これまでの88試合を裁いてきたマレスカ主審を2回担当から外すことを決めたという。
ただ、ロッキ氏が問題視しているのはPKのジャッジだけではないようだ。
終了間際にシモン・ケアーがマヌエル・ペッレグリーニを蹴ったシーンは、イタリアダービーでインテルのデンゼル・ドゥンフリースがユヴェントスのアレックス・サンドロを蹴ってファウルとなったのと同じ状況。こちらはVARの責任があるとしても、ジャッジに違いがあるのでは説明がつかない。
また、テオ・エルナンデスの退場についても疑問が残るところで、ロッキ氏の目には妥当には見えなかったようだ。さらに、9回の警告は今季2番目の多さでこちらも当然良い評価にはならない。
総合的に判断して、マレスカ主審はしばらくピッチを離れることが決まったものとみられている。『ガゼッタ』は2試合としているが、『コッリエレ・デッロ・スポルト』は11月中の復帰はないのでは、と伝えている。