ローマが大混乱に陥っている。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が22日に伝えた。
ローマは19日、コッパ・イタリアのスペツィア戦を延長戦の末に落とした。敗退が決まっただけでなく、チームは延長戦で6人目の交代を行い、ルール違反による敗戦と扱われる可能性がある。今シーズン2度目の規則面での敗戦扱いに、ティフォージの怒りは爆発。メディアもローマの混乱を大きく取り上げた。
ローマはこの責任がチームマネジャーのジャンルカ・ゴンバル氏とグローバル・スポーツオフィサーという役職に就いていたマノロ・ズビリア氏にあるとし、すぐに解任を決めた。ただ、この決定に選手たちが反発。21日午前の練習をボイコットする事態が発生した。
その後、状況は改善されて選手たちは午後に練習を行った。しかし、パウロ・フォンセカ監督を取り巻く環境は厳しいようで、主将であるエディン・ジェコらは協力的な姿勢を見せていないという。
フォンセカ監督の去就も怪しくなっており、『コッリエレ・デッロ・スポルト』の一面は「フリードキンはアッレグリを希望」。そのほかにマウリツィオ・サッリやジャルディムの名前も後任として伝えられている。
なお、ローマのチームマネジャーは、プリマヴェーラから昇格する形でヴァレリオ・カルディーニ氏が担当する。
ズビリア氏の後任は、かつてインテルにいた現サッスオーロのピエルフランチェスコ・ヴィシ氏を招く可能性があるとのことだ。