今後も移籍市場で話題になるのは確実
ナポリは4日、ビクター・オシメンがガラタサライへ移籍することを正式に発表した。
噂されたチェルシーやサウジアラビアへの移籍が実現しなかったオシメンは、ナポリで構想外になっていたが、まだ市場が開いていたトルコでプレーを続けることが可能になった。
ナポリは発表の中で、レンタル期間中のサラリーのうち600万ユーロをガラタサライが負担するとしている。さらに、条件付きで自動的にオシメンとナポリの契約が2027年6月30日まで更新されることも明らかにした。
『カルチョメルカート』によると、この契約延長オプションは、今後の移籍市場を見据えた戦略だ。2023年末の契約延長時、ナポリはシーズン終了後のオシメンの移籍を容認し、その条件として契約解除金を1億3000万ユーロに設定していた。しかし、この夏の移籍が成立しなかったため、オシメンの要望により解除金が7500万ユーロに引き下げられた。
ただ、この夏の移籍が実現しなかったため、条件を改めた。新しい条件でも獲得するクラブが現れなかった場合、ナポリは将来的に移籍金ゼロでオシメンを失う危機に瀕するため、契約期間を延長することでフリーでの退団を阻止するためのオプションを付けた形となっている。
早ければ1月、遅くとも来夏には、再びオシメンの去就が注目されることになる。
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